幽霊視えるようになりました【呪術廻戦】

16話 ページ18

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咄嗟の判断で夏油を突き飛ばす。



そのおかげで、夏油は無事だったみたいだ。





しかし、私は呪霊の攻撃をもろに食らってしまい


背中に大きな傷が出来てしまう。





夏油「A！？」


『……じゅ、れ……ぃ……はら……って……』





聞こえてるか分からないくらいの声で喋る。


次の瞬間、呪霊の気配が無くなったので多分、無事…… ではないだろうけど、祓えたのだろう。


ってか、呼吸って難しくない？((





夏油「A！！A！！大丈夫かい！！？」





必死な夏油の声が耳に響く。


ちょっ……おだまり！！うるさいわよ夏油くん！←



いや、心配してくれてる人に対して酷いな私((





返事をしようと声を出そうとしたが声が出ない。


代わりに血が溢れてくる。



ウソだろ、信じらんねぇわ…



……数ヶ月前の自分は考えたことないだろうな、

声の代わりに血が出てくるとか…((





『……っぐ……ぁ…』


夏油「もう喋んなくていい！！！」






どっちだよ…←


いや…喋ってなんて言われてなかったわ←




いや、マジで冗談言ってる場合じゃねぇ。





背中くっそ痛ぇし、めっちゃ寒い……死にそ。



背中に生暖かい液体が広がるのを感じる。



うっわキモ(((

まぁ、一応自分の血液なんですけども〜。





『…っげ…と……ぅ………かえ、ろ……。』


夏油「＿＿！！！＿＿！！！！」








だんだんと視界が暗くなっていく。




そして、声がだんだん遠くなる。




もう、何も聞こえないし見えないや。







…………わたし、このまま死ぬのかな…。






なんて考えて、




恐怖やら不安やらを考えながら



1人、深い深い闇へと沈んで行く。







………寒いな。



………もう、冬だもんね。


……寒いのも無理ないよね。







暗闇でそっと呟いて自分に言う。





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