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「いやぁー！食った食った！！」
空になった財布の中身を何度も見てため息をはいていると、隣からその元凶の上機嫌そうな声が聞こえてきた
ジロリと視線を向けるとご満足そうにお腹を摩っている。
そう私はキルアとゲームでご飯を賭けて敗北したのだ
思い出しただけで怒りが蘇ってくる。あれは反則だ！！！
キッとキルアを睨みつければニヤニヤと笑いながらご馳走様ですと言ってくる。うぜぇえええ！！！
今はゾルディック家行きの観光バスに乗っているので大人しくしているが、ついたら1発ぐらい殴ろうと思う。
そう心に誓っているうちに着いたようだ。何度見ても試しの門はやはりインパクトがある。
キルアは門に向かって歩いて行ったので、今がチャンスとその後頭部目掛けて上から拳を振り下ろす。が、やはりゾルディック家と言うべきか、簡単に避けられてしまった
勝負には負けるし殴れもしないのでビシッと人差し指を指して宣言する
「おいクソガキ次は私が勝つからな？財布のみならず口座の中まで空にしてやるからな！！」
「へーじゃぁ俺が勝ったらチョコロボ君1年分な」
試しの門の前でそうやいやい騒いでいると
「随分仲良さそうだけど友達とかなってないよね？」
そんな声と共に拗らせブラコン野郎が木の影から現れた。その言葉にキルアは少しビクリとして俯いていた。どんまい(笑)と心の中で笑っておく
しかし少し可哀想なのであらかじめ考えておいた言い訳を述べる
「チッチッチッビジネスパートナーですよイルミさんや」
両手をモミモミしながらお手本のような笑顔でそう述べる。気分は詐欺師だ。
そう言えばイルミは少し納得がいかなそうな態度をしたが、友達じゃなくビジネスパートナーなので文句の言いようがないため、ならいいけどと少し納得がいかなそうに呟いていた
ふふん私の作戦勝ちだ。
イルミはまだ仕事が残っているらしくすぐ去っていき、私とキルアがその場に残った。
じゃぁなと寂しげに呟いて門を開けるキルアを止めて連絡先を無理やり交換する
「私なんでも屋やってるの。だからなんか困ったことがあれば1回だけタダで助けてあげる」
役立つのかと言う目で見てきたような気がするが気の所為だろう。今度こそ門を開けて去っていくキルアの後ろ姿に向かって呟く
「これは独り言なんだけどキルアのこと友達だと思ってるよ」
なんか私、今超絶かっこよくね？と思ったのは内緒である
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moo(プロフ) - 最高に面白かったです！ (6月3日 0時) (
レス) @page50 id: 7466fa3537 (このIDを非表示/違反報告)
colza(プロフ) - 私はぜひ、原作突入してほしいです！最近ば忙しくて直ぐには読めませんが、いつも更新楽しみにしています！！難しいようでしたら作者様の書きたいところや短編だけでもいいので読みたいです！ (2023年3月18日 23時) (レス) @page50 id: e077de4e86 (このIDを非表示/違反報告)
三日月ベル(プロフ) - コメント失礼します！めちゃくちゃ面白くて好きです！！更新大変だとは思いますが頑張ってください！！ (2023年2月20日 20時) (レス) @page44 id: ca7dd840c1 (このIDを非表示/違反報告)
colza(プロフ) - この作品大好きです！プレッシャーになるかな、と思ってコメントできませんでしたが、いつも楽しみにしています！ (2023年2月19日 19時) (レス) @page44 id: e077de4e86 (このIDを非表示/違反報告)
蕾衣(プロフ) - めっちゃ面白いです。こうゆうので1番好きなのこの作品です！ (2023年2月19日 10時) (レス) @page44 id: e03c0f2602 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぶんあの人 | 作成日時：2022年11月15日 23時
