【H×H】トリップしたからなんでも屋始めてみたけど、ろくな事ない。

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「……なんだそのイカれた格好は」


ゴミムシでも見るような冷たい蔑みの視線が2つ、私に突き刺さる
やば、なんか私のハートが割れる音がしたかも


しかし、ここで負ける訳には行かないのだ！！

「パーティーやろ！」

なんとか割れたハートをくっつけて言う
こうなったら無理やりパーティーする流れに持ってくしかない


「あのですね12月25日のことを私の家系ではクリスマスと言ってなんかおめでたい日なんですだから毎年この日にはパーティーをするんですてことでパーティーやるぞぉお！！」



息継ぎもせずにクリスマスの説明をし、1人でおぉ！と盛り上がりながら腕を上に突き出す



2人の目は語るまでもなく冷たい。


冷たすぎる視線となんとも言えない空気に『誰か助けて』と心の中で叫んでいると誰かの携帯から着信音が聞こえた


突き上げたた腕をそっとおろし、ズボンのポケットに手を伸ばせば少し震えている携帯
どうやら私の仕事用の携帯だったようだ


静まり返った空気の中で電話に出る



「もしもし。なんでも屋です」

『あぁ俺だ。ベン・ピだ』

誰かと思って出たら丁度1週間ぐらい前に情報の依頼をしてきたベン・ピだった。こいつの依頼がすんごくめんどくさかったのと、笑い方が独特だったのを覚えている


『情報は完璧だったぜ、ぐひ、想像以上の働きだ』

「それは良かったです。でしたら依頼料の方を、」

『まぁ落ち着け。今日はその事について電話をかけたんだ。結論から言うと金を払うのはなしだ。ぐひ』

「は？」

『最初から払う気なんてのはなかったからなぁ。後払いだとこういうことが起こるって経験できて良かったじゃねーか！！ぐひ』

そう言って電話をきりやがったベン・ピ






は？お前から受けた依頼私が四徹キメたやつなんだけど？
睡眠大好きの私が4日も寝ないで頑張ったやつなんだけど！


フツフツと怒りが湧いてくる



決めた絶対直接依頼料ふんだくってやる
そんで1発殴る

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