20 ページ20
「行ってきマース、、寒っ」
現在朝の5時。今にも閉じそうな瞼を気合いで開きつつ欠伸を噛み締めて家を出る
外はまだ少し暗くて厚着しているがとても寒い。雪は降ってないが息が真っ白である
一生懸命摩擦を起こして寒さに対抗しながら昨日の話を思い出す。
そういえば、依頼主様が何か護身できるような武器を持ってこいと言っていたので一応木刀を持ってきたが、
一体何が起こるんだ。リアルで戦闘でもはじめる気だろうか
Aちゃん怖い。
そうこう考えているうちにお店についた。もう既に沢山のお客が並んでいて長蛇の列が出来ている。
すげぇあの人テント持ってきてんじゃん。ガチ勢すぎ
裏口に周り扉を開け、依頼主様におはようございますと挨拶をする。
「あ、Aさん！おはようございます。いやー今日はほんとにお願いします。
実は、ゲームの新作を出すと何人かがたまに襲ってくることがあるんですよ。その対処もお願いしますね！」
輝かしいぐらいの笑顔でそんなことを言う依頼主様
は？まって昨日そんなこと頼まれてないんだけど。襲ってくるって何。治安悪すぎだろ！！
あ、だから木刀か。だからあんなにお金もってきたのか！！
「え、あのまってくださ」
「あと5分で始まりますので！あ、こちら依頼料でございます。それではよろしくお願いしますね！！」
私の言葉をさえぎり、無理やり依頼料のバルラント×3を手に押付けそそくさと去っていく依頼主様。
パタンとドアの閉まる音がして足音が遠ざかっていく
あまりの勢いと素早さに気を取られそのまま黙って見送ってしまった、
視線をドアから手元の依頼料に向ける
(もう依頼料貰っちゃったし、これやらなければならない流れすか。このまま帰ったらダメかな。あ、そんなことしたら信用なくなるな。やらなきゃダメだよなぁあ、、、)
覚悟を決めすぅと息を吸う
「何でもかかってこいやァァ！！返り討ちにしたるわこのやろおおお！！！」
もうやけくそでそう叫びながら木刀を握りしめる
多分外まで聞こえているだろうがそんなんは気にしない
大丈夫だ。この世界に来てから少しは特訓して強くなったはずなんだから、念能力者じゃなきゃ勝てる！はず！
え、念能力者だったらって？そんときは全力で逃げますけどなにか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moo(プロフ) - 最高に面白かったです！ (6月3日 0時) (
レス) @page50 id: 7466fa3537 (このIDを非表示/違反報告)
colza(プロフ) - 私はぜひ、原作突入してほしいです！最近ば忙しくて直ぐには読めませんが、いつも更新楽しみにしています！！難しいようでしたら作者様の書きたいところや短編だけでもいいので読みたいです！ (2023年3月18日 23時) (レス) @page50 id: e077de4e86 (このIDを非表示/違反報告)
三日月ベル(プロフ) - コメント失礼します！めちゃくちゃ面白くて好きです！！更新大変だとは思いますが頑張ってください！！ (2023年2月20日 20時) (レス) @page44 id: ca7dd840c1 (このIDを非表示/違反報告)
colza(プロフ) - この作品大好きです！プレッシャーになるかな、と思ってコメントできませんでしたが、いつも楽しみにしています！ (2023年2月19日 19時) (レス) @page44 id: e077de4e86 (このIDを非表示/違反報告)
蕾衣(プロフ) - めっちゃ面白いです。こうゆうので1番好きなのこの作品です！ (2023年2月19日 10時) (レス) @page44 id: e03c0f2602 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たぶんあの人 | 作成日時：2022年11月15日 23時
