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「このｶｸﾃﾙ
あなたをｲﾒｰｼﾞして作ったって言いましたよね？」
そう言って飲みかけの私のｶｸﾃﾙを見る。
「あなたを最初に見た時
綺麗な人だな、って思ったんですよ。」
どうしてそんなことを
本人を前にして言えるの？
それとも
無垢を演出しているのかしら？
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「そうしたら
あなたの瞳は僕に不満を訴えていた。
泣きそうなくらい…。」
「あなたに私の何がわかるの？」
口調を少し強くする。
やっぱり気にくわない。
自分を見透かされてしまっているようで…。
「…ほら
そこが酸味なんですよ？」
「…え？」
「不満の悩みに包まれた、あなたはﾁｪﾘｰ。
その味は
深い甘さの中に、ほんのりとした酸味がかかっている。」
ｸﾞﾗｽのふちを人差し指でなぞりながら言う。
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その手が、そのまま
私の手と重なった。
.
「…何か悩み事ですか？」
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ハロ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/helloamnos/
作成日時：2011年2月6日 16時
