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5. ページ5
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「……どうぞ。」
差し出されたのは
白濁のﾗｲﾄﾌﾞﾙｰに浮かぶ
赤いﾁｪﾘｰ。
「貴女をｲﾒｰｼﾞして作りました。」
「そりゃどうも…」
ｶｸﾃﾙを口に含む。
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その瞬間広がる
深みのある甘みと
ほのかな酸味。
低めのｱﾙｺｰﾙが全身に染み渡った。
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「おいしい…。」
「…ふふっ、よかった。」
得意げな表情で私をじっと見つめる。
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さっきからなんなの？
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耳をくすぐる優しい声
私を捕らえては、すぐに逸らす熱い視線
時折見せる子供のような笑顔…
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女っていう生き物はね、
それを
“誘惑”って捉えるのよ？
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.
あなたの全てが
私を誘っているみたいなのに
本当のあなたは
未だ殻の中。
それがちょっと気にくわない…。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ハロ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/helloamnos/
作成日時：2011年2月6日 16時
