男だと思っていたあいつは、実は女だった件について3【ワンピース】 (ページ10)

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103.その頃パンクハザードでは～続き～ページ10

その後もスモーカーは攻撃を受け、傷だらけで倒れており、その上をドフラミンゴが乗っている。

G-5「やめてくれ！スモやんが死んじまう！」

ドフラミンゴ「安心しろ。誰が何を知っちまったか、頭の中はわからねェ。だからローも麦わらもお前らも」

ドフラミンゴ「全員皆殺しだ！」

G-5「やめろォオオ～～～～！」

ドフラミンゴが手を振り上げた瞬間

青雉「あらら」

ドフラミンゴの後ろから声をかける青雉と

A「若様」

ドフラミンゴの手を止めるAがいた。

青雉「ちょっとごめんな兄ちゃん」

G-5「うわあああ！」

G-5が叫ぶ。

青雉「そいつは俺の友達なんだよ」

A「若様…今は納めよう」

G-5「あれは元大将青キジ！？」

G-5「赤犬に敗れて姿を消したハズじゃ」

ドフラミンゴは、Aの手を振り払うと

ドフラミンゴ「お前と戦う気はない。しかしその男の口を塞げねェんなら俺も取るべき行動を変えよう。一つ教えてくれるか」

青雉の横を通ってそう言ってから

ドフラミンゴ「お前今何者な振りんだ！クザン！」

青雉の方を振り返ってそう言う。

ドフラミンゴ「いい評判は聞かねェぞ」

青雉は、ドフラミンゴの質問には答えず

青雉「ちょっとちょっと手当て急ぎなさいよォ」

そう命令する。

G-5「へいっ！」

ドフラミンゴ、ベビー5、Aはバッファローの背中に乗ってパンクハザードを去る。

ドフラミンゴ「ただの放浪者と何かを決断した男の顔は違う」

ドフラミンゴはそう呟く。

A「……そう言えば、若様」

暫く沈黙した後、Aが口を開く。

A「ローがパンクハザードにいたらしいが…何で俺に言わなかった？」

怒りを含ませて言う。

ドフラミンゴ「……お前がローを憎んでいることは知ってる。ローがいると知って怒りで研究所を破壊されても困るから言わなかった」

A「…建物は破壊する可能性はあるが、SAD製造室には手を出さねぇよ」

ドフラミンゴ「………」

A「あいつがいることを知ってたら、毒煙だろうが関係なく研究所へ向かった！！俺が早くに着いていればヴェルゴさんやモネさんは…」

そう叫んでから唇を噛み

A「俺が着いた頃には2人とも…息を引き取っていた」

悲しそうな声でそう言う。

ベビー5「ライム…」

ドフラミンゴ「確かに…お前の言う通りだったかもしれねェな」

再び沈黙が訪れ、そのままドレスローザへと戻って行った。