男だと思っていたあいつは、実は女だった件について3【ワンピース】 (ページ6)

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99.宴～ロー＆sideなし～ページ6

時は進み

俺はガキ共の治療を終え

「おい麦わら屋」

麦わら屋に声をかける。

「ここは急いで離れるんだ。ゆっくりメシなんか食ってたら追手が」

そう言う。

ルフィ「そうなのか」

「仲間達にも伝えろ」

ルフィ「よし、わかった」

そう言った後、麦わら屋は、皆方を向き

ルフィ「野郎共！もうじき追手が来る！だから…急げよ」

ニカッと笑い

ルフィ「宴だーーーーっ！」

宴が始まった。

俺はその光景をポカンと口を開けて見ている。

自由勝手な奴らに呆れ、急かすのは辞める。

チョッパー「ロー、さっきは疑って悪かったな」

トニー屋とガキが出てきてそう言う。

？「聞いたよ。よくなったのはお兄ちゃんのお陰なんでしょ？ありがとう」

そう言ってスープを渡す。

木の箱に座ってスープを食べていると

スモーカー「ロー、まさか俺が海賊のお前との約束を守るとは思っちゃいまい」

白猟屋が話しかけてきた。

スモーカー「本気で口止めしたきゃ俺を消せる場面は何度もあった。麦わらを利用して何を始める気だ」

「利用ね…どっちがされてんのか」

四皇の相手がカイドウと伝えた後のやり取りを思い出す。

ルフィ『ふーん、一人目はシャンクスじゃなきゃまあいいか。だって、四皇はおれが全部倒すつもりだから』

『四皇を全員倒す？利害は一致してる様だがナメすぎだ』

俺は説明する。

『奴らはかつて白ひげともナワバリ争いをしていた海の皇帝達だ。中でも百獣のカイドウって男はこの世における最強生物といわれている。俺達の同盟はカイドウの首を取るまで。作戦成功の確率は…まァ…限りなく低いと考えろ』

ルフィ『そうか…よし！やろう！』

「お前らを生かした事に意味なんかねェよ白猟屋」

俺はそう言いながらスープを食べる。

「ところで、俺はグリーンビットへ向かうつもりだが…さて麦わら屋の一味が俺の手に負えるかどうか」

そう伝え、宴の様子を見る。

その頃

？「何…やってんだ」

建物の上から宴が行われてる場所を見下ろしているのはA。

水色の長い髪が風で揺れている

ワイワイしている姿を見て、昔を思い出す。

ベポ/シャチ/ペンギン『Aさん！』

ロー/ヴォルフ『A』

ワイワイと騒がしかったあの温かかった食卓。

……今ではもう感じることのない昔の記憶。

目を閉じ、昔の思い出に浸ってから

A「……時間稼ぎはしてやる」

そう呟き、男に変化してその場から去った。