男だと思っていたあいつは、実は女だった件について3【ワンピース】 (ページ42)

今日:1 hit、昨日:45 hit、合計:15,450 hit

132.王宮2F スートの間〜貴方side～ページ42

ローは、椅子に海楼石の手錠で縛り付けられている。

ドフラミンゴ「海軍が動いた。よく決断してくれたな藤虎」

藤虎「なにもあんたの味方をしようってんじゃありやせん。麦わらの一味に加え、さらに不審な者達の動きがあるというのなら、当然の筋。軍隊は市民の被害を最小限に抑える為に戦うべきだ。麦わらの目的がお前さんの首だとするなら、大きな破壊も厭わねェでしょう。だったらそれを止めるのがあっしの正義。あんたは…その後でいい」

ドフラミンゴ「何だと？」

藤虎「あたくしァ世界徴兵の新参者ですが、大将という立場を受けたからにゃ…やりてェ事がある」

ドフラミンゴ「何だ？」

藤虎「それは…王下七武海制度の完全撤廃でごぜェやす」

ほぅ、変わった考えの大将がいるもんだな。

藤虎「某国で起きた海賊の乗っ取り事件も…成就すればこんな足下の黒ェ国になってたんでしょう」

ドフラミンゴ「海軍、七武海、四皇、三大勢力の均衡ってやつはどうなる？」

藤虎「さァ…崩してみなきゃわからねェ。それに…彼がいる時点均衡は崩れていやす。だから…」

私を見てそう言う藤虎。

私がいる時点で均衡が崩れてるって何でだろう？

ドフラミンゴ「だから？」

藤虎「あんまり悪ィ事重ねると、首の値が上がりやすぜ、天夜叉の旦那」

ドフラミンゴ「フフフッ “消すなら今の内に”と言われた気がしたよ」

ドフラミンゴの蹴りを刀で受け止める藤虎。

目が見えないのにタイミングよく受け止めれるもんだよ。

藤虎「慌てなさんな。今は仲良くやりやしょう。あんたの首を守ろうってんだ。これからこの国のどんな粗が曝け出されても、あっしァ盲目…見えやせんのでご安心を。今年は世界会議レヴェリーのある年。否が応でも世界は動く」

そう言って藤虎は部屋を出ていった。

その後、コロシアムの様子を映像で見て見ると

電伝虫「外壁塔正面入口より報告！侵入者！」

電伝虫「麦わらのルフィです！」

ドフラミンゴ「あァ？何を言ってやがる」

ベビー5「侵入者は本当なの！？」

電伝虫「本当です！門が破壊され」

ベビー5「だけど見間違いよ。麦わらは今ルーシーとしてコロシアムで試合をしているわ」

確かに映像では麦わらのルフィが映っている。