男だと思っていたあいつは、実は女だった件について3【ワンピース】 (ページ32)

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122.元天竜人～続き～ページ32

ドフラミンゴ「創造主である王達はそれぞれの家族を引き連れ聖地マリージョアに住む事にした。アラバスタのネフェルタリ家だけばそれを拒否し、正確には19の家族だが。今もなおそこに住み続け世界に君臨するその創造主の末裔達こそが天竜人だ。つまり800年前その19の国からは王族がいなくなったんだ。わかるな」

ドフラミンゴは話を続ける。

ドフラミンゴ「各国では当然次の王が選出され、新たな王族が生まれる事になる。我が国ドレスローザで例えるなら、その新しい方の王族がリク一族。世界の創造主として聖地マリージョアへと旅立ったのがドンキホーテ一族！」

「じゃあお前は！」

ドフラミンゴ「フッフッフッフ！ハッハッハッハ！」

「お前は天竜人だったのかドフラミンゴ！」

ドフラミンゴ「“だった”というなら正解だ。今は違う。血とは何か！？運命とは何か！？おれ程数奇な人生を辿っている人間もそうはいまい。フッフッフッフ」

「もっと…わかるように教えろ！」

ドフラミンゴ「残念だロー…酒でも飲みながらお前と出会うまでの昔話を聞かせてやってもよかったんだが、あいにくそんな時間もねェ。ドレスローザにいる麦わらの一味を何とかしなきゃな。あいつらをナメきって大火傷をした奴らは過去数知れずいる」

藤虎「ん？」

ドフラミンゴ「どうした？藤虎」

藤虎「いえ何…ちょっと海の方で雷鳴が聞こえたもんで…空色はどうですかい」

ドフラミンゴ「雷？」

確かナミ屋は天候を操る女…

船が来たな

藤虎「あっしの目は閉じてはいても雲行きくらいはわかるつもりでいたが…ハハッ…歳をとったかなあ」

シーザー「おーい！ジョーカー！奪い返してくれたんならくれよ早く！心臓！心臓！早く～～～！」

シーザーがドフラミンゴに向かってそう叫ぶ

「それがシーザーのものだと言った憶えはねェぞ！」

シーザー「何を～～！？てめェそれで俺を脅かしてただろう！現に俺の胸には今心臓は入ってねェ！」

ドフラミンゴは心臓を握る。

シーザー「やあああああああ！ジョーカー何を！死ぬ！死ぬ！死んじまうよ～～～！ん？何ともない」

海兵「ぎゃあああああ！！」

海兵「おい！どうした？しっかりしろ！おい！」

シーザー「えェ～～！？海兵！？じゃ俺のは！？」

藤虎「部下の悲鳴だ！何をする天夜叉のォ！」