31.珀鉛病を治す 〜ローside〜 ページ31
「俺だって出来ないことはある。その時ローがやれてたらいいだろ」
優しく笑ってテキパキと魚をさばく。
「そうだな…」
Aが出来ないことを俺がやる。
その響きがお互いを強く信頼してるようで嬉しかった。
その時
「うっ」
A「ロー…？」
全身を鋭い痛みが襲った。
悲鳴を上げそうなくらいに痛い。
呼吸も上手く出来ない。
A「ロー、どうした？また発作か！？」
顔面蒼白でAが狼狽える。
A「どうしよう…町に行ったところで治してくれるかどうか…」
1人焦って洞窟内をウロウロしている。
熱もだいぶ出てきた。
"死"がすぐそこまで迫っている。
ふらふらと後ろに倒れ込む。
A「ロー、しっかりしろ！」
Aが駆け寄る。
……だめだ。
諦めるわけにはいかない。
だって、オペオペの実はコラさんの命そのものだ。
それにAを1人には出来ない。
「だったら、俺が生き延びないと！あの人の死が無駄になっちまう！そんなのは嫌なんだよ！！」
そう吠えた途端
いきなり心臓が強く脈を打った。
自分の名前の力が目覚めていくような感覚になる。
ブウン、と大きな音が鳴り
A「なんだ…これは」
ドームが俺達を包む。
身体の内側もドーム内にあるものを、全て改造できるんだって本能的に分かる。
「これが…オペオペの実の能力…」
急に起き上がった俺を見て
A「何とか治せそうか？」
強い決意が伝わったのかAそう言う。
「これなら…いける！」
そういい、手術を行い珀鉛を取り除くことに成功する。
「見たかよ、コラさん。あんたが取ってきてくれたオペオペの実、俺ちゃんと使いこなせた…！あんたのおかげで、この命を、繋ぐことが出来た！！」
と安心したら急に眠気が襲ってきた
A「おい、ロー！？」
薄れ行く意識の中、誰かが俺をおんぶし走る風を感じた。
そして、黒いフードをかぶり、おかしな化粧をして…おそらくは笑っていたコラさんが見えた気がした。
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シルビー(プロフ) - 後から正式に入ります！更新頑張りますので宜しくお願いします。 (8月10日 16時) (
レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 夢主ちゃんはハートの海賊団に正式に入りますか？トラファルガーローオチ頑張って下さい(๑•̀ㅂ•́)و✧待ってます。 (8月10日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - １回主人公だけ離れますが、また会えるような流れになってます。 (8月10日 13時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - トラファルガーローと夢主ちゃんは離れて欲しくないです。ずっとトラファルガーローで傍で居て欲しいです。お願い出来ますか🥺 (8月10日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - 分かりました。ローオチで頑張ります！ (8月6日 23時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルビー | 作成日時：2023年8月3日 22時
