27.手足の感覚 〜ローside〜 ページ27
死にたくない
死ぬわけにはいかない
それだけを思って足を動かし続ける。
もう、どれくらい歩いただろう。
コラさんが言っていたとなり町までどれだけの距離があるのか検討もつかない。
手足の感覚もなくなってきやがった。
丸三日、Aが持っていた食料で少ししかお腹を満たしてないから当然だ。
このままじゃ、珀鉛病の前に飢えと寒さで死んじまう。
A「ロー、大丈夫か？」
「手足の感覚もなくなってきてる…」
A「………」
Aは、キョロキョロと辺りを見てから俺を引っ張って大きな木の穴に連れていく。
A「ここなら雪より高い所にあるし、穴が埋もれることはないだろう」
俺らは木によじ登る。
A「木とか取ってくる」
そう言って俺から離れようとするAの腕をとる。
「………」
Aはふと笑うと
A「100数えとけ。それまでに戻るから」
頭をポンポンされる。
「…分かった」
1人は、寂しいが100の間なら耐えれるだろう。
Aが去ってから
「いち…に…さん…」
数を数える。
暫く数えてると
「六十…六十一…A「ロー」」
腕に枝を沢山持ってAが戻ってきた
俺の前に木を並べ、両手を動かし、何かしてたら木に火がつく。
「今の…どうやったんだ？」
A「ん？どうやったと聞かれてもな…」
説明しづらいぞ
困惑顔でそう言われる。
「お前も悪魔の実を食ってるのか？」
A「いや？食ってないよ」
火の熱にあたってるからか少しずつ手足の感覚が戻る。
「じゃ、どうして…」
A「元から出来るから分からない。まぁ、そう言う一族ってことだよ」
「そうか…」
説明しづらいならしょうがないよな。
暫く温まってからまた雪の中を歩き出す。
「どれぐらいかかるか分からんな…」
A「…そうだな。出来れば早めに着きたい。食べ物がもうないから」
「そうだな」
そして疲れにより足を動かすのがしんどくなってきた頃、
「灯りだ…」
灯りが着いているのに気づく
A「着いたようだな」
28.電伝虫 〜貴方side〜→←26.スワロー島のとなり町 〜貴方side〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シルビー(プロフ) - 後から正式に入ります！更新頑張りますので宜しくお願いします。 (8月10日 16時) (
レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 夢主ちゃんはハートの海賊団に正式に入りますか？トラファルガーローオチ頑張って下さい(๑•̀ㅂ•́)و✧待ってます。 (8月10日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - １回主人公だけ離れますが、また会えるような流れになってます。 (8月10日 13時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - トラファルガーローと夢主ちゃんは離れて欲しくないです。ずっとトラファルガーローで傍で居て欲しいです。お願い出来ますか🥺 (8月10日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - 分かりました。ローオチで頑張ります！ (8月6日 23時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シルビー | 作成日時：2023年8月3日 22時
