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増井浩俊side
マックさんが優奈を連れ出してくれて暫く、宮は酷く落ち込んでいるように見えた。
「…宮？何があったの？」
宮西「…優奈に頼まれたんです」
「珍しいね。何を？」
宮西「“寝るまででいいから抱きしめて、一番好きって言って”って…」
「！！！」
宮西「やのに俺“1番なんて言えへん”って言ってしもたんです、、そしたら、優奈は好きでいてもいい？って……」
「…そういうことか、、、」
宮西「あの歳の子どもが、、、寝るまでだけでも1番になりたいって願ったのに、、それさえも叶えてあげられへんかった…」
「違うでしょ。宮が言いたかったのはそんなことじゃないでしょ」
宮西「……」
「俺でも宮と同じ答えを出すよ」
宮西「……」
「そのお願いを叶えちゃうと、優奈はこれからずっと1番を諦めて生きて行くことになるんだよ」
宮西「……」
「これから先ずっと悲しみや寂しさの上に作った笑顔貼り付けて過ごして行くことになるの。それは違うでしょ。優奈だって心から笑って素直に思うままに生きていけるんだから。優奈はそれを諦めちゃいけないんだよ」
宮西「増井さん……」
「ちゃんと思ってること素直に伝えな？」
宮西「うん、、、」
増井「よし！ってことなので、金子さんお願いしまーす(金子:了解)、ピッ」
宮西「は？」
増井「ずっと電話繋いでたから、もう連れて帰ってきてくれるよー(笑)」
宮西「さすがやわ(笑)」
金子「ただいまー。、ほら優奈、行ってた話してこい」
『、、(こくん)』
宮西「、優奈？さっきは勘違いさせてごめんな。でもな、“寝るまで”なんてお願い何回されても聞いてあげられへんわ」
『……』
宮西「1番じゃなくてな、これから先もずっと“特別”やねん」
『とくべつ？』
宮西「そう。特別。1番より上で、変わらんねん」
『ずっと？』
宮西「うん。だから何時だって何処でだって何回だってギューするしチューもするー！！(ギュー＆チュ)」
『(キャッキャッ)』
増井「一件落着ですねw」(小声)
金子「人騒がせだなー」(小声)
少しずつ変わってきたと思ってたけど、1歩進んでは２歩下がる、みたいなことばかりだ。
でもどんな歩みだって、一緒に歩いていくから。
ゆっくり一緒に進んでいこうね。
end
あとがき
いつも尻すぼみになっちゃうのが悩み(;_;)
こんなのでも少しでも面白いと思って貰えたら、お気に入り登録＆お星様での評価をして貰えるとめっちゃ嬉しいです！
ではまた次回作で(^^)
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美紀 - 野球大好きで巨人と日ハムファンです最高です妹ちゃんかわいいです (2019年7月17日 19時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
えり - そんなもんや（笑）マジだよ！私に許可いらんから使って（笑） (2017年5月9日 21時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
タケット(プロフ) - えりさん» そんなもんか(笑) マジ？！色んな話と混ぜて出せる時に出させて貰うねヽ(*´∀｀)ノ ありがとう(^^) (2017年5月9日 15時) (レス) id: b2f4c6f096 (このIDを非表示/違反報告)
えり - 孫にはほんと甘いからねww移行&リクに関しての読んだよ！うちの娘の話でよければ参考にしちゃってね（笑）可愛いエピソード無いから困るんやけどwwここで私が話した話でも使ってくれたらと思ったよん。 (2017年5月9日 14時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
タケット(プロフ) - 有希さん» 私も知らなくて電子書籍でチラッと読みましたが、なかなかシュールな内容でしたよ(笑) リクエストありがとうございます！ 承りました(^^) 少し立て込んで来たので気長にお待ち下さいヽ(*´∀｀)ノ (2017年5月9日 9時) (レス) id: b2f4c6f096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケット
| 作成日時：2017年4月4日 20時
