妹、溺愛される ６

むむっ 1 ページ27

宮西尚生side

増井「あれ？まだ寝てるの？」

「なかなか起きんくて…(汗)時間も無いしそのまま連れてきた(苦笑)」

谷元「着替えてもないやん(笑)」

「泣かれたらほんまに時間無くなるし、このパジャマ可愛いからいいかなーと思って(笑)」

遥輝からの貢ぎ物らしいリスのロンパース型のパジャマ、なかなかセンスいいやんけ(笑)

あまりの可愛さに、肩が優奈のヨダレまみれになってることすら許せる(笑)

まっすーが優奈用の簡易ベッドの準備をしてくれたからそこにそっと寝かせた。

『、んう、、』

「ヤバッ、起きた？！(小声)」

増井「ん？、、大丈夫(小声)」

「「ふぅ…(笑)」」


ロッカーも皆状況を察して静かに準備してる(笑)

遥輝「やっぱりめっちゃ可愛い！(小声)」

「夜全然布団被らんから、夜中目覚めたら隣に剥き出しで親指咥えたリスやで！もう可愛すぎて写真撮りまくったわ(笑)」

「「「見せて(下さい)！！」」」

「うるさい！起きるやろ(笑)」

１人ずつに見せるの面倒臭いからグループLINEに載っけといた(笑)

『……？…みや、しゃ、ん、、(ウトウト)』

「おー、起っきしたかー？」

『…(こくん)、、、らっこ、』

「はいよー(笑)」(抱き上げる)

鍵谷「優奈ー、おはよー」

『、あよ、、、』

鍵谷「お目目開いてないよー(笑)」

『、むむっ、、』

選手「笑笑笑笑笑」

『？？』

遥輝「むむっ、って(笑)何でやねん(笑)」

増井「本人は何で笑われてるか分かってない感じがいいよね(笑)」


最下位でチーム状態が全然上がらない中でも、雰囲気が悪くなってないのは半分以上優奈のおかげやと思う。

試合前のロッカーでも優奈が来ると一気に活気が出る。


ウチは若い奴が多くて、試合結果に気持ちが大きく左右される。

そんな奴らの不安定な心を、こうした何気ない行動で和らげてくれてる。

「優奈ー、ギュー！」

『？？ギュー(ニコニコふにゃぁ)』


「そんな可愛い顔他の男に見せたらアカンからな！」←必死

増井「まだ分かんないでしょ(笑)」

「無理！絶対嫁には出さん！！」

谷元「いや、まだ三歳(笑)」

「一生俺の娘や！」

鍵谷「いや、雄也の妹です」

「俺のや！」

卓也「全然話し聞かんやん(笑)」

遥輝「気持ちは分かるけど、必死過ぎて怖いっす」


皆なんか言うてるけど、俺は本気やからな！

優奈ー！一生俺の娘でおってな！

変な男は全部宮さんが排除したるからな！

任せといてなー！


end

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