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引き続き深澤辰哉side
渡辺「(ガラガラー)、、、ありがとうございました」
「「「「「翔太(君)っ！！！」」」」」
渡辺「おわっ、、心配かけてゴメン。特に異常なしで帰って大丈夫だって」
岩本「、、、何があったの、？」
渡辺「、、、俺もよく分かってない。Aの泣き声がして、慌てて駆けつけたら階段の下で意識なく倒れてるAが居て、慌てて駆け寄ったら何かを口に当てられたの。…そこからは多分ふっかと康二？が見た通りだと思う」
阿部「何か他に覚えてることはない？」
渡辺「いや、、、Aの方が分かる事、多いと思う」
佐久間「……Aちゃん待ちか、」
看護師「失礼します、保護者の方いらっしゃいますか？」
「お兄さんには先ほど連絡をいれました。こちらに向かってます」
看護師「泣きすぎてて検査が進められません。どなたか落ち着けられる方居ませんか？」
「俺行きます」
渡辺「ふっか、、、頼んだ、」
「Aー、おいで？」
『えぇーん、、、っく、えっぐ、(泣)』
「怖かったなぁ、、、もう一緒に居てやるから大丈夫。泣き止んで？」
抱き上げた俺の首の後ろを強く握って震えてる……。
看護師の人に二人にして貰って、抱いたまま暫くうろうろ歩く。
『、、、っく、ひっく、』
「コンコン出ちゃうから、泣き止めて偉いなー？」
『、、こあい、、、こあい、おにーしゃん、きたの』
てっきり検査に関わってくれたこの病院の関係者かと思って、怖くないよって説明したのに、なかなかかみ合わない会話。
『おててひっぱって、いたいよーっていったのに、、、いっしょにいこーって、こあいのぉー(震)』
「……検査のお兄さんじゃないの？」
『(ふるふる)、、、まえ、きゅーじょー、』
「っ！！！試合前に球場でAを連れて行こうとした人！？」
雄也に聞いた事があった。
テレビメディアでAを見て誘拐しようとした人が居たって。
その時はチームメイトが助けてくれて事なきを得て、その後接近禁止命令が出てるって聞いたけど、、、。
「その人が居たの、、、？」
『‘こんどこそ、いっしょだよ’って、、、やだっていったら、、、、、あれ、、、わかーない、、、』
「翔太と一緒だな、、、多分何かを嗅がされて記憶が曖昧になってんだ、」
『あの、、おにーしゃん、、、、やだっ、、(泣)』
「怖かったな、、、大丈夫。もう皆一緒だから怖くないよ」
(続く)
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作者名：タケット
| 作成日時：2019年8月3日 15時
