まだまだ妹、溺愛される８ (ページ8)

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同期だからこそ　1 ページ8

西川遥輝side

『、、、はるくん、』

「どないした？どっかしんどい？？」

いつもなら雄也と過ごしてるこの時間、珍しく辛そうな顔で俺の元へ来た。

『しんどい、ないの、、、』

「しんどくないんやったら、何でそんな顔してるん？遥君に話たいことあるんー？」

『(こくん)』

「そーか、じゃぁアッチで二人でジュース飲みながらゆっくりお話しよかー？」

抱き上げて人通りの少ない場所に移動してきた。

『、、、』

「ゆっくりでえーよ」

『、あのねー、ねんねのとき、にぃにー、うーん、うーん、っていってるの、、、いたいたい、の、』

「寝てる時の雄也がしんどそうって事？」

『(こくん)、優奈たん、きけない、、、』

「そら聞きづらいなぁ(苦笑)うーん、、、その話俺に任せてくれへん？」

『はるくんに……？』

「何も出来へんかもしれんけど、もしかしたらまた元気になってくれるかもしれへんしな♪優奈はもう心配せんでいいから、ずっと隣で笑っとったって？」

『、うんっ』

最近はずっと近くに居ったのに全然気付かんかった、、、

雄也、何を悩んで何にそんなに追い詰められてる？

……いや、開幕が迫ってる中、悩みごとなんて野球選手は皆共通なのかもしれんな。

(続く)