手紙で感じる成長 ページ33
秋山翔吾side
『あきゃーましゃん!』
「久しぶりー」
『んふー♪』
「ははっw今日もご機嫌さんだねー?」
『きのー、にぃにーと、ねんねした!』
「そっか。雄也元気そうだった?」
『うん!げんきしてた!』
「そっかそっかー。だから優奈ちゃんもご機嫌なんだねー♪」
『あいっ♪』
久しぶりに会う優奈ちゃんはいつもよりご機嫌で、顔色もいい。
「こっちに来ることちゃんと言ってきた?」
『うん。つるしゃんにいった』
「うん、ならいいんだよ」
ちゃんと報告も出来るようになってるし、会うたびに身体だけじゃなくて中身も成長してるから嬉しくなるね。
「あ!誕生日プレゼントありがとうね」
『あい!にぃにーと、かった!』
「ちゃんと届いたよ。WESTとかと一緒に居たりでなかなかお礼言えなくてごめんね」
『うーうん!』
「カッコいい靴だから球場とかまでよく履いてきてるんだよ!
今日もね♪」
『やったぁ♡』
毎年必ずウチに送られてくる誕生日プレゼント。
もちろん何を貰っても嬉しんだけど、一番は必ず同封されてる手紙。
兄妹それぞれ1枚ずつ入ってて、幸せな気持ちになるの。
俺の代わりに嫁が息子からのものと一緒にきっちり保管してくれてて、前向きになりたいときに見たりする。
優奈ちゃんから初めて貰ったものは、まだ文字とは言い難いものだったけど、カラフルで楽しいものだった。
それがいつしか、拙いながらもしっかり文字として読めるものになっている。
そんな成長を感じる事が出来ることも、毎年誕生日が楽しみなことの一つ。
「平仮名上手になったね!」
『いっぱいれんしゅーしてるの!』
「今年の手紙も嬉しかったよ♪」
『もっと上手になっていっぱいお手紙書くねー!」
「楽しみにしてるよ♪」
先の楽しみをいっぱいくれてありがとう。
我が子への愛とは別物かもしれないけど、君の事は大好きだから。
幸せをありがとう。
end
あとがき
書くつもりじゃなかったけど、ネタがなかったw
そしていつの間にか改元して令和になってて、、、(笑)
こんな駄作ですが引き続きよろしくお願いいたします<(_ _)>
ではまたー。
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作者名:タケット | 作成日時:2019年3月21日 18時