妹、溺愛される ３

国際電話 ページ24

リン様リクエスト

宮西尚生side

『……みやしゃん？』

今年はWBC参加が決まっていたので、アリゾナへは行かず国頭での調整になっていて、昼を過ぎて増井さんと翔と卓と話していた時に電話が鳴った。


「優奈か？どうしたん？何かあったんか？」

増井「(翔と小声)優奈から電話？何かあったのかな？」

中田「珍しいっすね、」


前で3人が小声で心配しているのを横目に優奈が話し出すのを待っていた。

『…みやしゃんナイナイ？』

「宮さんなー、今年いつもよりちょっとだけ早く頑張らなアカンからそっち行かれへんねん。淋しくなったん？」

『みやしゃんもましゅいしゃんも、しょうしゃんもたくしゃんも、ナイナイ…』

「そーやなー。卓以外は皆宮さんと同じで早いスタートやからなー。あっ、今3人居るよ？電話聞こえるようにしたるわ！」


増井「優奈ー、元気にしてる？」

中田「寂しなったんか？」

卓「泣いてない？」


『ひこーきのなかれね、ちょっとらけ、ないちゃったの』

卓「そっか、飛行機疲れちゃったんか？」

『…うん、、、ねぇ、たくしゃん、らいじょーぶ？』

卓「え？なんのことっちゃ？」

『たくしゃん、ダブビーシ(WBC)ない』

卓「あ、それか。怪我とかやないけん、心配せんでよかよ。こっちでも元気にやってるけん」

『ほんとぉ？』

宮西「ほんまやでー。こっちは皆元気やから、優奈も元気に帰ってこいよー。」

『みやしゃん、かえったら、いっちょにねんね、ちてね？』

宮西「なんぼでも一緒に寝たるで」

増井「宮ばっかりズルイわー。増井さんとも寝ようね」

『あい！』


中田「拳士にお土産買ってこいって言うててなーw」

『おみゃーげ？』

卓「そうそう、そう言えば分かるけん」

『分かった！』

宮西「じゃー皆に頑張れって言っといてなー」

『あい、あ、にぃに』


雄也「お疲れ様です。そっちまだお昼ですよね？練習の邪魔になってないですか？」

宮西「全然大丈夫やで、皆で休憩してたとこやし」

雄也「宮さん達が居なくて大分寂しかったみたいで、電話するって聞かなくて(汗)」

宮西「こっちも久しぶりに声聞けて安心したし、良かったわ」


最後はお互いの健闘を祈って電話を切った。

その後、お礼の言葉と共に、優奈の寝顔がそれぞれのLINEに送られてきた。

さぁ、優奈に癒してもろたし、残りも張り切って行こかー。

end

あとがき

なるべく多く出したいと欲張ったら、こんなことになってしまった(汗)

精進します！w

ではまた次回作で〜(^^)

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