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引き続き中村晃side
誠司「でもさー、確かになんとなく懐くの分かる気がするw」
秋山、晃「「?????」」
中田「流石。いい観察力してるな」
菅野「どういうこと?」
「おれらの似てるところ…?」
誠司「深く聞かないし本当に助けが欲しいとき以外は、手の届く範囲で見守ってくれる、、、から?」
中田「正解(笑)」
秋山「そうなのかな?」
中田「手を貸すのって簡単やし楽やから殆どの人はついつい横から手を差し伸べてしまうねん。あ、もちろんそれがまちがいやとはいうてへんで?」
中田「でもそれは場合によってはあの二人の成長するタイミングを奪ってしまうことになるねん。だからそれを分かって我慢する人も必要やねん。助けたくてもグッと堪えるほうが難しいからな」
「…それが俺らってことか、」
中田「こいつらもきっと無意識やろうけどそれを理解してるからこの3人を特に信頼して懐いてるんやとうちの選手らは思ってる(笑)」
秋山「子育てと一緒だな(笑)」
中田「そうっすねw っていうてもうちの球団でも見守れる選手ってまだまだ少ないし、こいつら甘やかしたくなる気持ちわかるし(笑)」
「そうなんだよなーw 兄妹揃ってな(笑)」
秋山「一生懸命だし思いやりの心が大きくて他人を優先しがちだから、ちゃんと見ててあげないとって思っちゃうのかもね」
誠司「、勉強になる!(笑)」
「ははwwwでも厳しい人は何人もいらないから、今まで通り甘やかしてあげてよ(笑)」
秋山「そうそうw怒り役は任せてて(笑)」
誠司「…………絶対敵わんわー(苦笑)」
菅野「俺も同じこと思った(苦笑)」
……なんてしんみり話してる間も隣のテーブルはどんちゃん騒ぎだけど。
俺はそのどんちゃん騒ぎを聞きながら、この兄妹が二人で心から笑える日が早く来ることを願ってた―――。
end
あとがき
これにてオールスター編の本編は終了です!
あと一話番外編として帰京の話を書くつもりで、それが終われば怒涛の更新で疲労困憊なのでお休みをいただきます(*^^*)
↑明日の更新になると思います。
ここまでだらだらと長いものをお読み頂きありがとうございましたー(´▽`*)
ではまたー。
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作者名:タケット | 作成日時:2018年7月12日 22時