2 ページ7
中間淳太side
看護師「失礼しまーす。点滴終わりましょうねー」
『、、、(ビクッ)』
泣き疲れたんかウトウトしてたのに、若い看護師さんの声に飛び起きた。
重岡「あと外すだけやから、寝てていいで?」
『(ギュッ)、』
…やっぱり普通じゃない、。
看護師「やっぱりカッコいいですね♡」
重岡「、へ? あ、ありがとうございます」
看護師「よく来てますよね?知り合いなんですかー?お兄さんもカッコいいし、イケメン同士集まってるんですかー♡(笑)」
重岡「、、まぁ、ね。あ、A寝そうなんで寝かしつけますね?」
看護師「(チッ)、じゃあ失礼しまーす。ごゆっくり〜(ニコ)」
「A、もう俺らだけやから大丈夫やで(苦笑)」
重岡「疲れたやろー?シゲちゃん抱っこしとくからゆっくり寝んねしー?」
『(こくん)』
暫く愚図ってたけど、揺らしてたらやっと寝てくれた。
重岡「…俺あの子苦手やわー(苦笑)」
「……Aの様子変じゃなかった?」
重岡「うーん…言われてみれば何かに怯えてた様に見えん事もなかったかなー」
「それもやし、腕の内出血増えすぎちゃう?」
重岡「あー、、、確かに、」
「今までも点滴してたけど、ここまで酷くなかったで…」
重岡「…わざと、ってこと?」
「…かもしれん、」
重岡「…俺らの、せい…?」
そのシゲの言葉に何も返してあげられへんかった…。
雄也が恐れてた事が起きてるんかもしれん、。
静まり返った病室に練習終わりの雄也が入ってきた。
雄也「淳太君、シゲありがとー! って…何かあった、?」
すぐに異変を感じ取った雄也。
だから俺らも今起きた全てを話した。
雄也「…分かった、。やっぱりか、」
重岡「やっぱりって!分かってたん?!なのに、!!」
中間「シゲ、声でかい。A起きてまう。 …何か考えがあったんやろ?」
雄也「新人の子がついてくれるようになってからA変やったし、遊びに来てくれる知り合いからも看護師の子について苦情来てて」
重岡「さっき俺らにも、」
雄也「やろ? でもな俺はAの口から助けてって言うて欲しかった。だからAには悪いけど何も言わんかった。…でも故意に傷つけられてるならもう我慢せん」
そう言ってあの温厚な雄也とは思えない顔で病室を出ていった。
中間「…俺も行ってくるから、Aのこと頼んだで」
重岡「、任せとけっ!」
きっとナースステーションに向かったであろう雄也を追いかけた。
(続く)
332人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タケット | 作成日時:2018年5月2日 20時