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中間淳太side


看護師「失礼しまーす。点滴終わりましょうねー」

『、、、(ビクッ)』


泣き疲れたんかウトウトしてたのに、若い看護師さんの声に飛び起きた。


重岡「あと外すだけやから、寝てていいで?」

『(ギュッ)、』


…やっぱり普通じゃない、。


看護師「やっぱりカッコいいですね♡」

重岡「、へ? あ、ありがとうございます」

看護師「よく来てますよね?知り合いなんですかー?お兄さんもカッコいいし、イケメン同士集まってるんですかー♡(笑)」

重岡「、、まぁ、ね。あ、A寝そうなんで寝かしつけますね?」

看護師「(チッ)、じゃあ失礼しまーす。ごゆっくり〜(ニコ)」



「A、もう俺らだけやから大丈夫やで(苦笑)」

重岡「疲れたやろー?シゲちゃん抱っこしとくからゆっくり寝んねしー?」

『(こくん)』


暫く愚図ってたけど、揺らしてたらやっと寝てくれた。



重岡「…俺あの子苦手やわー(苦笑)」

「……Aの様子変じゃなかった?」

重岡「うーん…言われてみれば何かに怯えてた様に見えん事もなかったかなー」

「それもやし、腕の内出血増えすぎちゃう?」

重岡「あー、、、確かに、」

「今までも点滴してたけど、ここまで酷くなかったで…」

重岡「…わざと、ってこと?」

「…かもしれん、」



重岡「…俺らの、せい…?」


そのシゲの言葉に何も返してあげられへんかった…。


雄也が恐れてた事が起きてるんかもしれん、。




静まり返った病室に練習終わりの雄也が入ってきた。


雄也「淳太君、シゲありがとー! って…何かあった、?」


すぐに異変を感じ取った雄也。


だから俺らも今起きた全てを話した。


雄也「…分かった、。やっぱりか、」

重岡「やっぱりって!分かってたん?!なのに、!!」

中間「シゲ、声でかい。A起きてまう。 …何か考えがあったんやろ?」

雄也「新人の子がついてくれるようになってからA変やったし、遊びに来てくれる知り合いからも看護師の子について苦情来てて」

重岡「さっき俺らにも、」

雄也「やろ? でもな俺はAの口から助けてって言うて欲しかった。だからAには悪いけど何も言わんかった。…でも故意に傷つけられてるならもう我慢せん」



そう言ってあの温厚な雄也とは思えない顔で病室を出ていった。


中間「…俺も行ってくるから、Aのこと頼んだで」

重岡「、任せとけっ!」


きっとナースステーションに向かったであろう雄也を追いかけた。


(続く)

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作者名:タケット | 作成日時:2018年5月2日 20時

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