妹、溺愛される ２

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引き続き宮西尚生side

雄也に近付くと、翔が原因を聞き出してた。

雄也「久しぶりに会うお友達で楽しくて少し放ったらかしてしまったけど、気にした友達が話かけても無視するし、食べ物で遊ぶし、、せっかくやったのにその場が白けてしまって…。大人気なく無視してしまったんです」


中田「いつも優奈中心やもんな、遊びたなることだってあるで。確かに無視とかはよくないけど」


「前から言うてるやろ。お前の周りには助けてくれる奴いっぱい居るんやから頼れって。今回のことも優奈をお願いしますの一言で進んで面倒見たがる奴が何人おるか(笑)」


中田「頼る事は悪いことちゃうやん。チームで遠慮なんかすんなよ」


「分かったか？優奈は無視したこと謝ろうとしてるで。兄貴としてやらなアカンこと分かってるやろ？」


「はい、ちゃんと話します」


雄也を優奈の元へ連れて行くと、増井さんの手を握りながらこっちを向いて立っていた。


雄也「昨日は構ってあげなくてごめんね。寂しかったんだよね？にぃにが悪かった。…でもね、無視されたら悲しい気持ちになるやろ？だから無視とかしたらアカンで。にぃにももうやらんから。ごめんな」


『ゆうなたんも、ごめんなしゃい。にぃにバイバイ、やらったの。しらんぷい、してごめんなしゃい』


雄也「何回も言ってるでしょ、にぃにはずーっと優奈のにぃにやで。それだけは忘れんとって」


また泣きだした優奈を抱き上げて、雄也は笑ってる。


兄妹喧嘩をするのは悪い事じゃないけど、なるべくならしないように、周りを頼れよ。


皆谷口兄妹の味方やから。

end


あとがき

初の兄妹喧嘩！

大喧嘩のリクエストやったけど、3歳児相手にはこれが限界でした。

もう少し大きくなったら、違うタイプの喧嘩もさせてみようかなと思います(笑)


次回作も楽しんで下さい！

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