妹、溺愛される ２

森林浴のような2人 ページ23

うささん様リクエスト

岡大海side

今日は移動日だから試合はないけど、早く目が覚めたから練習のためにドームに来た。

着替えてグラウンドに出たら、裏方さんと選手が何人かいて、その中に雄也達の姿もあった。

2人に近づくと気付いた雄也から挨拶をされ、待ってたんですよ、って言われた。


「おはよ、なんか約束してたっけ？」


雄也「いや、そういう訳じゃないんですけど、、あっ、ちょ、危ないって、待って、、」


「何？優奈ちゃん抱っこ？」


『(こくん)』


どうやら久しぶりのお気に入り選手dayだ。


少しニヤケながら受け取って、人工芝の上に座り、胡座の上に座らせ雄也と話していた。


雄也がトレーナーさんとマッサージ室に行ってからも、胸元にしがみつくように座ったままご機嫌w


ストレッチするために芝生に下ろし開脚し始めると、前に背中を向けて座ってマネし始めたw


なんかちょっと違うし、時々振り返るから可愛くて笑ってしまったw


笑ってることが不思議だったのか面白かったのか、そのまま俺の方に倒れてきた。


『どーん！w おかしゃん、たのち？』


「わっ！w優奈ちゃんが可愛くて面白いよー」


『ゆうなたん、かあいい？おかしゃんも、かあいいよー』


優奈ちゃんを胸元に引き上げて寝転んだら、 こちらを向いて抱きついてきた。


「優奈ちゃんが居るから頑張れるんだよー」


『ゆうなたん、なにもちてない。みんながんばってりゅかあよ』


あまりの可愛さに思わずギュッとした。


そんな光景をたまたま少し離れた所から見てた増井さんが、広報さんに写真を頼んでいたらしい。


増井さん曰く、まるで森林の中に居るようなマイナスイオンが放たれていたらしいw


そんなことは知らず2人で話していたけど眠くなってきて、保護ネットの裏に優奈ちゃん用ブランケットがあったから、お腹の上に乗せたまま被ると、寝てしまった。


本当は暫くしたら、優奈ちゃんを移動させ練習するつもりだったけど、眠くなって来た。


明日からまた再開され苦しい時間が続く。

今日は優勝に向けて突っ走るための英気を養おうと理由付けして、一緒に寝ることにする。


絶対に優勝する、って優奈ちゃんの寝顔に誓った。

end

あとがき

後々広報さんが撮った写真が選手の癒しになったとか、ラッコのような寝方が優奈ちゃんの顔が見えないように撮影され、TwitterやInstagramで発信され大荒れっていう裏話があったり…(笑)

リクエストありがとうごさいました(^^)

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