妹、溺愛される １４

続・始まりの日 1 ページ25

オレン様リクエスト


谷口雄也side


年末年始に実家に帰省した。

優奈に会うのは初対面の日以来で、時々Skypeで画面越しに会うのが精一杯やった。


『っにぃー♡』

「優奈ー♡(ギュッ)」


親戚中を短期間にたらい回しにされていた為か、本来の2歳前後の子どもよりも少し幼い印象やったけど、久しぶりに会ったらたどたとしくも一生懸命歩いてきて力一杯抱きついてきた。


母「毎日“にぃに、にぃに”って言うてたよ(笑)」

「可愛いすぎんねんけどー♡(ギュッ)」

母「あ、あんた手洗った？」

「あ、やっば(笑) 優奈も一緒に行こかー(笑)」

『あーいっ♡』


全然分かってない優奈も一緒に手を洗ってリビングに戻った。


母「お母さん用事するからお父さん帰ってくるまで優奈見ててー」

「はーい！ なぁなぁー、優奈めっちゃ温いけど風邪とか引いてないー？」

母「(時計を見て)あー、お昼寝の時間やからやと思うわー。寝かせててー」

「了解ー。優奈ー、にぃにとゴロンしよかー」

『ごりょ？』

「うん。ここおいでー」

『あい、、(ごろん、すっぽり)、、♪』

「…ハマりがいいな(笑)」

リビングのラグの上に座布団を敷いてその隣に寝て優奈を呼んだら、胸にしがみつくようにぴったり収まった(笑)


「おしゃぶり落ちてるでーw (咥えさせる)」

『、っぱ、んちゅー、っ、、zzZ』

「…相変わらず寝付きはいいな(笑)」


あまりに可愛くて何枚か写真を撮ってから、背中を撫でてるうちに俺も寝てしまった(笑)


(続く)

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