妹、溺愛される

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引き続き藤浪晋太郎side


手を繋いで甲子園を歩きながら大谷のことを聞いてみた。




「大谷と何して遊ぶん？」


『かくれんぼしゅるの』


「かくれんぼかー(笑)大谷上手か？」


『いっちゅもね、みちゅけてくえりゅよ』


「大谷好き？」


『らいしゅき！』


最高の笑顔での“大好き”に、俺が言われた訳じゃないのにニヤケてしまった(笑)




その後もお喋りしたりボールで遊んだりしててんけど、段々言葉数が減って語尾が伸びてきた。


「もしかして眠たいん？」


『(こくん)』


こちらに両手を伸ばしてきたので、子どもと触れることないからどうすればいいか分からんかったけど、とりあえず抱き上げた。


「寝ていいで�・」


ゴソゴソ動いた後、肩に頬を乗せる体勢で背中の服を握ってきて、軽く揺らしていると急に重たくなった。




大谷「遅くなってごめんねー！」


「しーーー！今寝たところ」


大谷「寝ちゃったかー(笑)本当は夜寝なくなるから起こしとかなきゃダメなんだけど、藤浪と遊んで興奮して疲れたんだろうねー。本当にありがとう」


「こっちこそめっちゃ癒されたし、楽しかったわ�・」



起こさないように優奈ちゃんを大谷に渡した。


眠りが浅かったのか、その時に目を覚ました。



『んぅ？……しんたん、ばいばいの？』


「もうすぐ練習終わるからなー、またいつでも遊びにおいでー」


『うん、しんたん、ありあとぉ(ニコッ)』


大谷「本当にありがとう、藤浪は投げないけど今日はよろしくね�・」


「どういたしまして。こちらこそよろしくー」


じゃーね、って言って優奈ちゃんを連れて帰って行った。




(めっちゃ可愛いかったなー。)
(ほんまに阪神にくれへんかなー。)

end

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