藤浪君&大谷君と 1 ページ46
めいめい様リクエスト
藤浪晋太郎side
ファイターズとの交流戦のある日。
ベンチに大谷を見つけたから近寄ったら、腕の中には小さい女の子が寝てた。
「久しぶりー。その子誰の子どもさん?」
大谷「藤浪かー、久しぶり。谷口さんの妹だよ」
「そーなんやー。えらい気持ち良さそうに寝てるなー」
大谷「夜寝なくなっちゃうからそろそろ起こすけどね」
優奈ちゃん起っきしよっかー、って言いながら軽く揺らす大谷。
『うぅ…… おっき、ちないー(泣)』
寝起きがあまり良くないのか大谷にしがみつきながらシクシク泣いてて、俺はオロオロしてたけど、大谷は慣れたように背中を撫でて話し掛けてた。
優奈ちゃんというらしい女の子が落ち着いてきた頃を見計らって大谷に話しかけた。
「自分凄いな、こんな小さい子どもの相手出来るとか尊敬するわ」
大谷「慣れだよ。最初はめっちゃパニックになったもん(笑)」
ねー、と言いながらもまだちょっとぐずってる優奈ちゃんに飲み物を飲ませたりしている。
大谷「ちゃんと飲んだ?もういいの?」
『(こくん) ありあとぉ』
目を擦りながら小さい声でお礼、キュンキュンしたわ!
「めっちゃ可愛いやん!ちょうだい!」
大谷「馬鹿じゃないの(笑)」
結構本気やったのに、何故か大谷のツボに入ったらしく爆笑してる。
『(ビクッ)おにいたん、だあれ?』
俺の大きさが怖いのか大阪弁が怖いのか泣きそうな顔で見上げてきた。
「名前は藤浪晋太郎で、阪神の選手です。優奈ちゃんで合ってる?」
『うん』
「大谷ー、もしかして俺怖がられてる?大阪弁怖い?」
大谷「谷口さん関西の人だからそうでも無いと思うよー。怖がってるというより、人見知りだからじゃない?」
「人見知りか!良かったー」
何が良かったのって笑われたけど、身長とか顔が怖いって言われるよりいいよ(笑)
警戒しつつも話せるようになったころ、球団スタッフに呼ばれ大谷が席を外すことに、優奈ちゃんをどうするか迷ってたから昨日投げてて今日は暇なので引き受けた。
あんまり甲子園に来ることのない優奈ちゃんとお散歩に行くことに、喘息があるから走らせないで欲しい、とだけ注意をされた。
(続く)
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タケット(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いします(#^^#) (2019年7月21日 16時) (レス) id: 3fbf0b3181 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 野球大好きで巨人と日ハムファンです最高です妹ちゃんかわいいです (2019年7月21日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
タケット(プロフ) - 梶間映璃さん» おはようございます。コメントありがとうございます。リクエスト有難いのですが、EGについてすごく詳しいというわけではないので、少し難しいです。分かるメンバーだけでチャレンジはしてみますが、あまり期待せずにお待ち下さい(^^; (2019年7月18日 8時) (レス) id: 672899b36c (このIDを非表示/違反報告)
梶間映璃(プロフ) - こんばんは。夜遅くにごめんなさい小説読ませてもらってます妹溺愛されているの小説にE-girlsメンバーとのお話を書いて欲しいですよろしくお願いします (2019年7月18日 1時) (レス) id: f4dadbf70e (このIDを非表示/違反報告)
タケット(プロフ) - Tさん» はじめまして(^^)コメありがとうございます!あのお話は初めて書いた妹ちゃんの心の闇、の部分に触れる内容だったのでどういう風に伝わるか心配だったのですが、そう言って貰えて嬉しいです。色んな事を葛藤しながら乗り越えて行く谷口兄妹を見守って頂けたら幸いです。 (2018年10月6日 17時) (レス) id: 672899b36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タケット | 作成日時:2016年12月23日 19時