妹、溺愛される

嶋さんと ページ33

コルル様リク


嶋基宏side

いきなりだけど…俺の膝の上に女の子乗ってますw

しかもこっち向きで胸に顔を埋めている。

何故かというと俺らに群がる奴らが怖いからだろう。



「お前らなんだよー。離れろよー(笑)。優奈ちゃん怖がってんじゃん」


則本「嶋さんだけズルイ！俺らも優奈ちゃんと話したいっす！」


『(ビクッ) しましゃん、こあい』(小声)


「ノリ声デカイよ。優奈ちゃーん、大丈夫だからねー」


松井「ノリさんのせいでもっと顔見えなくなっちゃったじゃないですか！」


則本「優奈ちゃんごめんなぁ」


「ノリごめんねって言ってるけど、許してくれる？」


『…(こくん)』


「許してくれるって。お前らがグイグイ来るから怖がるんだよー」


松井「嶋さんは優奈ちゃんと話せるからそんなこと言えるんですよ(拗)」




この光景はファイターズとの試合の時の楽天名物(笑)



仲良くなりたくて何かを持って群がる→優奈ちゃん怖がる→俺の所に逃げてくる→俺に怒られる


毎回この流れ(笑)


俺としては毎回“助けて”ってくる優奈ちゃんが可愛いから、敢えて助けを求められるまで助けない(笑)


谷口君に話しを聞いたところ大きい声や音が苦手で、(精神的に)大人の人を好む傾向があるようなので俺にこんなに懐いてくれたんだろう(笑)

あいつらに教えてもいいけどもう少しこの癒しの時間を堪能したいから、優奈ちゃんには申し訳ないけど内緒にしとくことにしようかな。



ノリ達が優奈ちゃんと仲良くなる方法を会議してる間仲良くお話ししてたけど、目を擦り始め、時間を見たらお昼寝ぐらいの時間だったので横抱きに変えて背中をトントンしながら揺らしてたら寝始めた。



「はいー！ストップ！優奈ちゃん寝たから静かに�・」


則本「うわー、また絡まれへんかったー」


松井「どうやったら嶋さんみたいに仲良くなれるんですかー」


「教えなーいw」




静かな声でわーわー話してると珍しく翔平が優奈ちゃんを迎えにきた。


翔平「優奈ちゃんいますかー？」


「ここで寝てるよー」


翔平「嶋さん！ありがとうございます、試合前にすいません」


「好きでやってることだから気にしないでー」



翔平に引き渡そうとしたら一瞬起きそうになったけど、よっぽど眠たかったのかまた深い寝息に変わった。


安心して息を吐いたら同じタイミングで翔平も吐いたので面白いなって笑ってしまった(笑)



またいつでも遊びにおいでね。
待ってるよ�・。


end

作者から(1/6)→←作者から(1/5)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す