妹、溺愛される

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ビジターロッカーに向かっている途中、内海さんとぐっさん夫婦に遭遇し、内海さんは隠し子とか騒い出たけど、ゆうなちゃんがビクビクして俺の服を握りしめてたのを見たぐっさんが、パー先輩を連れて行ってくれたので、なんとか逃げ出せた。


ビジターロッカーが、近付いてきた所で、



遥「優奈おった！ どこ行ってたん?! 勝手に出たらアカンていつも言うてるやろ！」


『ビクッ、はるくん、いた、』


「はるくんって、西川君のことか！」


遥輝「坂本さん？！優奈が迷惑かけてすいません！」


「えーよ、えーよ。別に練習終わってたし、そんなに遠い訳ちゃうし」


遥輝「優奈寝てたから、ちょっと席を外したら脱走しちゃって、皆で探してたんです！」


「見つけてから、翔か卓に連絡入れたら良かったな。こっちこそ、ごめんな」


遥輝「いやいや、謝らないで下さい。凄く助かりましたから！ゆうなも、ちゃんとお礼言うたか？」


『ありあとぉ(ニコッ)』


知ってる人にあって安心したのか、今日会って初めての笑顔。


「やっと会えたな。今度は迷子なんなよ。」


『うん。しゃかもとしゃんラッコありあとぉ』


しゃかもとしゃん、(笑)
可愛すぎる(笑)

西川君は俺に丁寧にお礼と試合前の挨拶をして優奈ちゃんを抱けあげ歩き始めた。
彼女は抱かれながらこっちに控えめに手を振っていた。


短時間やったけどたっぷりのマイナスイオンを浴びれた気がする(笑)

今ならホームラン打てそうやわw


また会えたらいいね。

迷子 end

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