煙に巻かれて。【YG】

4.名前覚えるの苦手 ページ4

それから週に2.3回喫煙室で会うようになった。


特別待ち合わせはしていないけど、決まって深夜2時。

はじめは会釈程度だったけど、お互いなにも話さないのもなんだか気まずくて、身の回りの話を話す程度の仲になった。


ユンギさんはわたしの一つ年上。

はじめはわたしの方が年上だと思っていたらしい。
今はすっかりタメ口で話しかけてくるようになった。





「お疲れ様です」
『うす』
「…なんでまた…あ、ライターまた忘れたんですか。」
『まーまたあの人いるからいいかなって』



ちょっと頼りにされてる感あってなんか嬉しい、
なんてこといったら普通のファンになっちゃうから胸に閉じ込めてなんなら埋めておきました。



「あの人って呼び方w」
『…じゃあお名前』

「？」
『…名前聞いてるんですけど。』

「あー、、、Aです、前一回言いましたけどね」
『多分覚えられない』

「なんなんですかwww
じゃー私そろそろ仕事戻りますよ」
「俺もう一本吸っていく、ファイティンA』



小さく手を振るユンギさん。小生意気なのになぜか元気出ちゃうじゃん…なに…これがトキメキってやつっすか⁇







ーーーーーーーおまけエピソード





ユンギ？最近1時半ぐらいに作業終わっても2時ぐらいまで時間潰してタバコ吸いに行ってるよ
俺のデータでゲームしながら時間潰してるんだけど誰か待ってるの？
それよりゲーム下手なのは許すとして、俺のゲームのデータ間違って消すのやめていただけない？
(密告者:ルームメイトJN)

5.急におかしな事言うな→←3.サセンに悩まされて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す