花より愛でろ！HS (ページ3)

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Ep.2 ページ3

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ホソクとお付き合いをして2年近く

アイドルに全く興味がなかった私は
初めて会った時も彼が誰だか全くわからなくて

結構な頻度で訪れていた彼を
祖父が経営していた喫茶店の手伝いをしていた私は
ただコーヒーが好きな人という認識しかなかった

あの頃が懐かしいな〜なんて
私が働いている店でテイクアウトしてきた
アイスコーヒーを飲むホソクを見て思う

「ホソク、明日私いないから」

「え！？何で？？」

「おじいちゃんの命日だから、実家に行こうと思ってるの」

「あ〜…ごめん…」

「ふふっ、何で謝るの？時間できた時に一緒に行こう、おじいちゃんも喜ぶ」

ホソクとお付き合いする前に亡くなった祖父
いつも快活で愛想の良かったホソクを
祖父は凄く気に入っていた

結婚するならこいつにしろよ、なんて
私に話してきたこともあったくらい。笑

「家に皆呼んでもいいよ？1人じゃ寂しいでしょ？笑」

「俺そこまで寂しがり屋じゃないんだけど？笑」

「家に私が居ない日誰かしら呼んでるの知ってるんだからね？？」

「え"…誰だ、ジョングクか？あいつが喋ったのか？」

「さぁ？誰でしょうね〜」

ここソウルから釜山まで約3時間

移動時間だけで半日近くかかってしまうから
実家に帰る時はいつも泊まりになる

私の家族はよくホソクを連れて来いと言うけど
彼の多忙さは私たち一般人とは比べ物にならなくて

毎回どうにか時間を作ってくれようとするけど
やらなきゃならない事があまりに多くていつも断念する

「A」

「ん〜？」

「今日一緒にお風呂入ろ」

「え？」

「新しいバスボム買ったんだ〜」

「え、また買ったの？」

「この間とは違うやつ！ね、いいでしょ？」

「………変なことしない？」

「しないしない！！」

「…なら、いいけど」

「やったー！じゃ、お湯ためてくるね！」

一緒にお風呂＝そういうこと
なところがあるホソク

この間も一緒に入ったらそういう雰囲気に
なっちゃって見事に流された私

しないなんて言ってたけど
顔がニヤついてたよ、ホソガ。笑