Ep.1 ページ2
*
世界の時が止まってしまったのかと
錯覚してしまうくらいゆっくりと時間が流れる
このご時世のおかげで仕事は早く終わるし
最愛の彼女と過ごせる時間が増えたのは
確かに嬉しいことだけど
それでもやっぱり以前の方が良かったなと
今日の仕事を終えて帰り支度をしながら思う
「ヒョン!今日は寄らないんですか?」
「おージョングガ。Aなら今日休みだよ」
「え!そうなんですか…」
僕がそう答えるとあからさまに
テンションが下がるウリマンネ
「なに、会いたかったの?笑」
「はい!それにヌナの淹れたコーヒーが飲みたかったです」
「ヤーヤー、お前あいつが僕の彼女なのわかってる?笑」
「わかってますよ!でもヌナと出会ったの僕が先ですからね!!」
"ヌナに会いたいって伝えといてください!"
って彼氏である僕に堂々と伝言を頼んで
意気揚々と会社を出て行くマンネに笑ってしまう
「……もしもし?A?」
『お?もう仕事終わったの?早いね〜』
「久しぶりに早く終わったしご飯行かない?」
『えー?どうしたの急に、』
「ジョングガがAに会いたいんだってさ〜」
『ふふっ、そんな不貞腐れた感じで言わなくてもいいのに。笑』
「拗ねてませ〜ん」
『はいはい。笑 でもご飯行くと色々マズいでしょ?家連れておいでよ。何か作っておくから』
「りょーかい。何か買ってく物ある?」
リクエストされた物をメモに残して
電話を切ると着替え終わったクオズが目に入る
どうせジョングクは僕に送ってもらおうと
下のエントランスで待ってるだろうし
この際だからこの子達も連れて行こうかな
「ヤー、クオズも行くよ〜!」
「「え?」」
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作者名:hop3 | 作成日時:2021年11月3日 21時