ねぇ、俺のこと好きでしょ？2(ym×in)

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俺の勘違いだって安心したのも束の間、教室の端の方から声が聞こえた。


"姫、本当に細いな"

"伊野尾くんなら付き合える"


目の前に立っている伊野尾ちゃんは上半身裸。

クラスのやつらは細くて白くてきれいな伊野尾ちゃんの裸を見詰めまくってる。

これ以上伊野尾ちゃんの裸なんて見せられない。

脱いだブラウスを着させ、腕を掴んで教室から出た。

俺に引っ張られてる伊野尾ちゃんは、山田くん？ どうしたの？ 、と声をかけてくるけど無視してトイレに入り個室に無理やり突っ込んだ。



伊「ほぇ？ 山田くん？」

「伊野尾ちゃん、俺ちょっと怒ってます」

伊「え…なんで？」



どうやら自覚なし。

気付いてなかったの？

裸、めっちゃ見られてたんだよ？

多分伊野尾ちゃんは男同士だから何とも思われてないって思ってるかもしれないけど、可愛くて白くて細くて…同性が見ても見とれるくらいなんだから、自覚してもらいたい。



｢伊野尾ちゃんはね、伊野尾ちゃんが思ってる以上にきれいなんだよ？｣

伊｢き、れい？ …な、ないよっ！｣

｢自覚してないだけ。気付いてた？ クラスの男どもに裸、すっごい見られてたんだよ？｣

伊｢えぇ？ 男同士だもん、男の俺の裸なんて見たって得しなくない？｣

｢あのねぇ、伊野尾ちゃんに好意寄せてる男どもがどれだけいると思ってんの？ 伊野尾ちゃんはこの学校のお姫さまなんだから｣

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