59 ページ11
「山田、これ頼めるか?」
「おう、オッケー」
クラスメイトに紙の束を渡されて、職員室にいる担任に届けるように頼まれた。
ほぼ来てなかったから8割準備が終わってしまっているクラスの準備はなにを手伝えばいいのか正直わからない。
だから手伝ってと言われたものを手伝っていた。
案外重いなこの紙束。
担任いるのか?
職員室を覗くと自分の席でパソコンに向かって作業している先生を見つけて紙束を渡して教室に戻る。
教室に戻ると上半身裸の伊野尾ちゃんがいた。
俺は咄嗟に伊野尾ちゃんを抱き締める。
「お、前ら…伊野尾ちゃんになにしてんだよ…」
伊「山田く…?」
上半身だけでも伊野尾ちゃんの裸を他の男に見られたってだけで頭に血が昇っているような気がした。
伊「山田くん…なにか勘違いしてない…?」
「…勘違いって……なにが勘違いなの? 上半身裸にされてるじゃん」
伊「だ、だから、それが勘違いなの! 俺、着替えるために制服脱いだだけで」
「着替える? …なにに?」
抱き締めていた伊野尾ちゃんの体を離して見つめると、目の前にメイド服を出された。
…メイド、服?
伊「当日に着る衣装を試しに着てくれって言われて」
じゃあなんだ?
俺は着替えようと制服を脱いだ伊野尾ちゃんを見て勘違いしたってこと?
クラスの奴らになにかされてるんじゃないかって…。
うわ…恥ずかしいやつじゃん俺。
「ご、ごめん、俺勘違いして…」
伊「ううん、大丈夫だよ?」
1046人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いさなみかおり(プロフ) - めっちゃキュンキュンします///続き、楽しみにしてま〜す! (2017年6月10日 16時) (レス) id: 487709c8de (このIDを非表示/違反報告)
佳(プロフ) - kaedeik622さん» コメントありがとうございます!更新停滞してますが、楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います(^^) (2017年6月3日 13時) (レス) id: f97d475271 (このIDを非表示/違反報告)
kaedeik622(プロフ) - この話大好きです!更新待ってます!頑張ってください! (2017年5月21日 13時) (レス) id: 170c923ed8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:佳 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/ke_i_817
作成日時:2017年3月19日 22時