一緒だね(ym×in)

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(yb side)


伊｢もう！ なんでいんの？｣

｢なんでって、同じ撮影じゃん。それにマネージャーさんについでに俺が連れてきますよ〜って言っちゃったから｣

伊｢俺の学校と逆方向でしょ、家｣

｢ありゃ、バレた？｣

伊｢バレたもなにも家知ってるんだから当たり前なんですけど｣

｢そう、怒んなって｣

伊｢別に怒ってないし…｣



怒ってないとか言っといてすごい頬膨れてますけど笑

多分伊野尾は気づいてないだろうけど、山田のあの驚いた顔はちょっと面白かったなぁ。

なんで？ って顔に書いてあった笑



｢山田になに渡されたの？｣

伊｢ん？ 生徒手帳。別にこんなの明日にでも渡せばいいのにね？｣

｢すぐ渡さなきゃって思ったんじゃない？｣

伊｢ふ〜ん…｣



俺の答えにはさして興味は無かったのか、適当に相槌を打って携帯を弄り出した。

眼鏡を取ってやると、キョトンとした表情でこちらを見てくる。

やっぱり、こんな眼鏡と前髪で顔隠してるの勿体ないと思うんだけどさ、まぁあの格好で登校しちゃったら、keiですって言って登校出来ないよなぁ。

俺だったら普通に薮ですって登校しちゃうけど。



｢いつまでその格好してんの？｣

伊｢バレるまで、かな｣

｢もう少しでバレるのに？｣

伊｢そうだけどさ、やっぱりバラすなら自分からバラしたいじゃん｣

｢変な所真面目ね｣

伊｢元から真面目〜｣

｢テキト〜｣



まぁ、バラしたくないって言うならバラさないけどさ。

伊野尾が自分の口で言うまでは、お兄さん黙ってますよ。

でも、山田にはバレたと思うけど伊野尾には言いません。

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