有名役者は氷の呼吸を使うらしい。【鬼滅の刃】壱

25話 石と斧 ページ27

すごい速さで何かが向かってくる








A｢！｣








.......あれは、鬼殺隊員！


隊服を着ていて、刀を抜いていた。

よかった、これで男の子は助か.......









ﾀﾀﾀﾀ.......！！！









.........いや、




おい......ちょっとまて









その勢いは危ない。



男の子まで一緒に切ってしまうのではないか






.......




まさか、
男の子が生きていることに気づいていない？

食っている途中とか思っているのか？









.......そんなことある？









ﾋｭｯ


ズドォォン！！！









....！！

雪の地面に刀を振り下ろすだけのはずなのに
物凄い音。


当たったらまず死ぬ。









.........1番その死に方はやばい









と、思ったが、
どうやら男の子が女の子と一緒に避けたらしい。


良かった。

男の子の命が大事だ。
良しとしよう。


肩をなでおろした。









男の子｢ーーーー、ーーー！！｣


鬼殺隊員｢.......ーーー、ーー？｣







.......と、思ってすぐ、


何やら言い争いをし始めた。

ここからでは何も聞こえないけど.......
何となく内容は分かる。





鬼殺隊員は、妹を殺さないといけない理由を
説明しているのだろう。

が、男の子は納得しない.......

さらに、何かを必死に説得をしている、

と、いったところか







....無駄だと思った。



鬼殺隊員は、鬼を見つけたら切らないといけない。






すると、




鬼殺隊員が何かキレて、









とうとう男の子は泣き出してしまった。









.............心が、痛い。




一家全滅


唯一の希望の妹


だが、その妹も殺される。

しかも目の前で。


家族が殺されて、

本当は、泣き喚きたい、
その気持ちをグッとこらえ


救おうとした、妹を。









......その辛さを、私は知っている。









...今



鬼殺隊員が、女の子の肩に刀を刺したのが見えた。


これは少し不謹慎かもしれないが



.......なぜ、頸ではないのだろう。









と、その時だった。






A｢！｣







何故か



.......男の子が石を投げた。






ここからでは、

男の子の行動が手に取るようにわかる。



次は、斧を投げて近づく。

なにを、しているのだろう。






男の子は手ぶらで、


そして、相手は刀






無防備にも程がある








そのぐらい、

男の子は妹を取り返そうと必死ということだった。

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