ナミウテココロ《キンプリ短編集》 (ページ28)

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あれから数年。

Aの30歳の誕生日に俺は、プロポーズをした。

______ちょ、海人くん……やばい……泣くってぇ

なんて笑いながら答えたAは、大人な女性になっていた。

童顔で、可愛らしかったんだよね、前。

とりあえず皆には驚かれて、岸くんにはちょっと怒られた(笑)

バリバリ仕事を頑張った俺らは、そこそこ偉い役職に。

ねぇ、俺の底力凄くない？！？！

ねえねえ、凄くない？！？！

あはっ……ヤバイよね？！

「もぉ……休みの日くらいどっか行こ……！」

海「え、あぁ、ごめん！どこ行く？」

「そうだなぁ……あ！気になってる服屋さんあるんだ。」

海「よしっ行こっか。俺が気になってるカフェあるんだ～行ってもいい？」

「もっちろん！楽しみだなっ……海人くん、センスあるんだもん。」

海「えー、あははっ！プレッシャーなんだけどぉ！」

俺ら、今世界一幸せじゃない？

うん、やっぱ幸せ～！

_____お前な、大事にしねぇと知らねぇぞ？マジで頑張れよッ！

岸くんの言葉、愛が溢れてたわ。

なんだかんだ、大好きなんじゃん。

A、紫耀にも、岸くんにも、全員に愛されてるわ。

いやぁ、俺が一番愛してる。

大好きだよ、A。

高橋海人、底力見せるぞっ！！

あれ、これ何年か前に言ったな(笑)

あはっ……まあいいや。

可愛い先輩《終》