ナ ミ ウ テ コ コ ロ 《キンプリ短編集》

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「ごめん、あんなの。」







海「Aが悪いわけじゃないじゃんか。謝んないでっ！！」





うるさいけど、なんだかんだ放っておけないような、ずるい！





「って……どうしたの？ずるいずるいって……」





海「えっごめん！声に出てた？」





不安そうに聞いてくるから、隠すのもアレかなって(笑)





全部言っちゃったんだ。




「……へ？あ、あぁ。私は、海人くんのことが一番だから。」






何それ、撃ち抜いてくるじゃん。





海「Aが一番ずるいからね？」





「は？え？なんで？待って、話変わってる！」






……………………



俺が着替えとか、色々準備してAの家に行った頃。





「いらっしゃい！」




またまたAに撃ち抜かれました。



何そのパジャマ。




可愛すぎんじゃん！！！！





海「かぁわいいい！！」






「あはは！ありがとね。はい、上がって。ご飯どうする？」





海「つくってくれんの？！！」








初めてだよ。ヤバいよ……



そうして運ばれてきたのは、オムライス。





控えめにハートマークが描いてあって、めっちゃ美味しそうだな〜






初、手料理だぁっ！！





海「いただきまーす！！」






「ねぇ、ちょ、まだスープ出来てないって！」





海「あははッ！ごめんごめん！」






いや、サラダとかさ、スープとかさ、全部が輝いてんだけど(笑)








海「あぁああああああああああ！うまいッ！」






このあとうるさいと怒られたのは言うまでもない。

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