ナミウテココロ《キンプリ短編集》 (ページ16)

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「えっ……私の事で……すみません……」

紫「えっ……謝んないでっ！！」

「あ、私、どんな形でも良いです！1月29日に祝えたら、当日に祝えたら……」

紫「ひじょーに申し訳ないんだけど、4人でも良いかな……？」

あぁ、最悪のパターン。

ふたりきりが良かった。

なんであいつらも居んの。

プレゼントの量とかそういう問題じゃなくて、ふたりきりが良かった(笑)

ま、いいか。騒がしい誕生日もなかなか面白いし。

「もちろん……です！あの、親友さんって……あの、私の事

　嫌がりませんかね……。」

紫「大丈夫。むしろ興味津々。前も会いたいって。」

「そうですか。……わかりました。」

紫「じゃあ、せっかくだし朝からパーティーする？」

紫「俺ん家無理かも知んなくて。」

「はい！私の家でも大丈夫ですよ。」

送っていくときもあるから、家は知ってるんだけど、中には入ったことないの。

楽しみだね。

あいつらも入るんだよね……え～、ヤダ(笑)

……………………

はいっ！今日は1月29日、誕生日当日です！！

楽しみ。

で、準備があるからって今は、俺達、待機中。

海「彼女さん、会ってみたかったんだ～」

廉「も～、OKしてくれるなんて、紫耀にはもったいないわ。」

紫「失礼な！もったいないのは認めるけどさ！」

海「あ、認めるんだ(笑)」

少しして、スマホが震え出した。

廉「Aちゃんちゃう？」

紫「馴れ馴れしく呼ぶなよ。距離感保てよっ！」

「も、もしもしっ！準備出来たので、いつでもどうぞ！」

紫「マジで？やったぁ～すぐ行く！3秒で行くわ。」

「やめてください(笑)問題起こしそうだから。」

……………………

「いらっしゃいませ！えっと、永瀬さんと、高橋さん？」

ふたりを交互に見て名前を確認する彼女。

海「えっと、逆だよ。俺が海人で……」

廉「俺が廉。」

「えっ、あっ、すみません！」

紫「謝んなくていいよ、こいつら怒んないから。」

廉「なぁ、こいつらってなんやねん、あぁ、Aちゃん」

廉「俺ら、紫耀以外怒らんから怖がらんといてな。彼氏の親友って覚えといて。」

「あ、はい！皆さん、どうぞ！」

家の中は、キラキラしていた。