ナミウテココロ《キンプリ短編集》 (ページ15)

今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:46,870 hit

・ページ15

・

あ「あれ、ふたり揃ってどうしたの。」

「あ、うん、えっとね。紫耀さんと……えっと……」

紫「ふはっ……大丈夫？もう、俺から言うね。」

困惑してるね…

この隣の彼女が緊張し過ぎて、俺の緊張、無いことになってるから！！！

紫「俺らね、付き合ってるんだ。」

あ「えぇ？！！！い、いつの間にぃ？！」

「あの……そうなの。今日言おうって決まって、ガチガチに緊張してたんだけど。」

なんか、いちいち可愛いの(笑)

え、これ2回目だっけ。

あ「えぇ～そうなの？！おめでとー！」

あ「てか親友と、お兄ちゃんって最高の組み合わせ！」

あ「お兄ちゃんが変な女の人連れてくるより断然いいもん～！」

あ、良いんだ。

いやぁ、てっきり反対されると思ってた。

嬉しいね……！！！

はい！！……ってことでタイムスリップします！

……えっ……何が！？？

……………………

あれから何週間も経った休日。

中１の彼女と高１の俺。

少し年の離れた俺達は、めっちゃ仲良くやってます。

もうすぐ俺の誕生日。

いや、俺今困ってるんだよね。

親友の廉に祝ってもらってたの。前まで。

でも今年はAちゃんに祝ってもらいたいの。

Aちゃんは、

「紫耀さんの誕生日…………お祝いさせて頂けませんか。」

って言うし。正直、そうして頂きたい(笑)

で、廉は、

廉「なんで彼女優先なん、毎年俺やん。それやったら3人でええやん」

的なこと言うし。

3人は却下ね。だって、廉に惚れられちゃうと俺……どうしたらいいの。

それを、またまた親友の海人に相談……そしたらまた厄介な問題が増えたの！

海「じゃ、俺も入れて4人でやろ～！」

とか、言い出すから！

「紫耀さん、どうしました？あの、相談してほしいです！」

俺は、隠し通すことも出来ないし、相談したのだった。