本章 〜体育祭〜 6．デジャブ ページ37
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デジャブだが、目の前が真っ赤になった。
思わず個性を発動させてメスを作り出し、目の前のテレビ向かって一直線に“飛ばした”。
ガシャンッと鈍い音を立て、煙を上げて壊れた。
それでも足りないと言ったように出した分だけ全部飛ばした。
目は少し前から覚めていた。
どうやら私はまた病院に逆戻りしたようだと状況や、見た事のある天井を見て思った。
少しずつ頭がクリアになってきた時に耳に飛び込んできた朔博士の声に我を忘れた。
そうか、今日はあいつの命日か、と、だからテレビで特集でも組んでいるんだろう。
ちなみに今はベットに上半身だけを起こして座っている状態だ。
なぜすぐに立ち上がらなかったかと言うと左足に枷がついているからだ。
その手錠のようなものは私の足とベットを繋いでいて逃げられないようになっていた。
そうか、あんなことをしたわたしは、もう信じられる対象なわけないし、利用価値もデメリットを下回っただろうし、牢屋行きかな。
そうならそうで脱走の手段を考えなければ。
かと言ってどこに入れられるかもわからない状態で手段なんか考えられないが、
それならばもうヴィランになってしまおうか、
その間数秒
私は無駄によくできた自分の頭を回した。
音を聞き付けてすぐにミッドナイトが医者を連れて部屋に入ってきた。
医者もミッドナイトも無惨な姿になったテレビを見て言葉を失っていた。
隙ができた瞬間。個生を発動させ、またメスを作った。
それを医者の首元に囲むように飛ばし首にあたるすんでのところで止めた。
ミッドナイトは瞬時に反応し腰を低く構えたが俄然私が圧倒的に優位にたっている。
しかし、なぜだか空気が軽い。
「人質をとっているヴィランと人質とヒーロー｣そんなピリピリした空気になりそうな状況なのに、空気が軽かった。
いつもと比べればそれは張り詰めた空気だと思う。
それでもだ
「Aちゃん。私が何を言いたいか、分かるわね。」
『そっちこそ、私が何をしたいかわかってるでしょ』
人質の医者を横目で見る、
怯えているかと思えば全くだった。
思わず舌打ちをする。この医者、一般人じゃない。
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あずさ - あけましておめでとうございます！！作品いつも見させてもらってます！まじで面白いです！ありがとうございます！ (2023年1月1日 1時) (
レス) @page44 id: 954150159c (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - 分かります私も途中で思いだしました (2022年11月30日 15時) (レス) @page40 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - このお話、凄く大好きで、何回も読み返しています！作者様のワー○リ夢小説………読んでみたいです！ (2022年11月29日 22時) (レス) @page40 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 16:30からYouTubeのTOHO animeチャンネルで6期のイベント放送があるみたいです！！ (2022年10月1日 16時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 今日の夜5時からヒロアカ6期ありますね！ (2022年10月1日 11時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Δ | 作成日時：2022年8月10日 21時
