導入 〜ゲームオーバー〜 ページ4
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「A！帰る！出てこい」
『ほら、呼んでるし、、、行かなきゃー』
「ダメです」
「A！！」
「死柄木弔！！」
「A！！」
『ほ、ほら！命令だよ、ね、命令には従わなきゃ、、でしょ、ね、ね？い、行かないと』
バンバン
という銃声が鳴り響き黒霧が焦ったように死柄木を庇う。
どんどん死柄木の口調は強くなっていって、確実に怒ってる。
それでも目の前の彼は首を振る。
『か、帰らないと！お母さんが壊されちゃうかもしれないんだよ、それはPCより、ダメっ』
震える足に無理やり力を入れて立つ。
PCを抱き寄せて走ろうとするも、彼に止められた。
思い切り尻尾で体を殴られた。
なんとかPCを守り切れたものの岩に強打した頭はもうクラクラして回らない。
死柄木の舌打ちと彼が顔につけた手から除く赤くて鋭い目が私を睨んでいるのが見えたのを最後に黒霧は個性を発動させ、逃亡を果たした。
その後彼は迎えに来た教職員に入り口に集まるように指示されてこの場を離れた。
その場に残った教職員、もとい、プロヒーローは私を拘束した。
PCも取られたが、意識が朦朧としている私には、虚しく震える手をPCに伸ばすことしか叶わなかった。
あんなにも必死に守ってきたものが、あんなにも必死に積み重ねてきたものが、一瞬でなくなって、ガラガラと音を立てて崩れていくようなそんな感覚に目頭が熱くなった。
涙が頬を伝い、地面にシミをつくった。
「そんな、泣くようなことならなんでこんなことしたの？」
私は彼女のことを知らないけれどきっと雄英に勤めているくらいだから、とても有名なヒーローなんだろうな、
なんて質問に全く関係ないことを考えていた。
本当に頭が回らない。
こんな経験初めてだ。
なにを考えても途中で真っ白になる。
今は、ただ、
『お、かあさん、、、』
あなただけが心残りだ。
暗転
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あずさ - あけましておめでとうございます！！作品いつも見させてもらってます！まじで面白いです！ありがとうございます！ (2023年1月1日 1時) (
レス) @page44 id: 954150159c (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - 分かります私も途中で思いだしました (2022年11月30日 15時) (レス) @page40 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - このお話、凄く大好きで、何回も読み返しています！作者様のワー○リ夢小説………読んでみたいです！ (2022年11月29日 22時) (レス) @page40 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 16:30からYouTubeのTOHO animeチャンネルで6期のイベント放送があるみたいです！！ (2022年10月1日 16時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 今日の夜5時からヒロアカ6期ありますね！ (2022年10月1日 11時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Δ | 作成日時：2022年8月10日 21時
