序章 〜私の嘘〜 ページ12
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「ご苦労だった。入学の手続きは終わっている。明後日から登校するように。
だが努努忘れるな、貴様がヴィランだということを」
『わかってるよ』
彼らの予定では私がもっと捜査に手こずることになっていたらしい。
あの後やっと解放されたと思ったらまた病院に入れられた。
監視するために1番都合が良かったのは私が少しだけ使っていた病室らしかった。
再び目隠しをされ、車まで連れて行かれた。
ホークスはもっとゆっくりしていけばいいと言ったが、そんなのこっちから願い下げだ。
ホークスとの別れ際にスマホが渡された。
公安からの支給品らしい。
俺のプライベート用の連絡先もあるからなんかあったら連絡してねー
などと言われたが多分使う機会は一生ない。
車の中でスマホを弄っていると、助手席に座った公安職員から、プログラムを弄るとすぐこちらに通知がくるようになっている、と、脅された。
別にそんなことするつもりはないのに。
連絡先にはホークスの名前がひとつだけ。
無性にイラついたので非通知設定にしといてやった。
そんなこんなであっという間に病院に着いた。
ロビーのところには私服のミッドナイトがいて、私服の時はあんまり露出ないんだなーなんてぼーっと思っていたら、私を見つけた瞬間に安心したような焦ったような顔をして駆け寄ってきた。
「本当に行ったなんて…お医者さんも心配してたわよ、はやく病室に戻ってまた検診を受けましょう」
『そんなに気にしなくても…もうほんとに何もないって…それに、はやく学校に行ってみたかったしっ』
慌てて嘘をついた。
学校なんて興味ない。
今まで一度も経験したことがないので本当はどうなのかわからないが、話に聞く学校なんでそんないいものじゃない。
同じ服を着させられて、何時間も机と椅子しかない空間に閉じ込められる。
まるで囚人だ。
ミッドナイトも、医者もなんで私を心配するのか、心底心配される理由がわからない。
苦笑いになっていないだろうか、敵地に踏み込むときは嘘が必須だ、と、今までの人生で嫌というほど教えられてきた。
私の嘘はちゃんと嘘になっているだろうか。
「…。」
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あずさ - あけましておめでとうございます！！作品いつも見させてもらってます！まじで面白いです！ありがとうございます！ (2023年1月1日 1時) (
レス) @page44 id: 954150159c (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - 分かります私も途中で思いだしました (2022年11月30日 15時) (レス) @page40 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - このお話、凄く大好きで、何回も読み返しています！作者様のワー○リ夢小説………読んでみたいです！ (2022年11月29日 22時) (レス) @page40 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 16:30からYouTubeのTOHO animeチャンネルで6期のイベント放送があるみたいです！！ (2022年10月1日 16時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
バンジ(プロフ) - 今日の夜5時からヒロアカ6期ありますね！ (2022年10月1日 11時) (レス) id: 00dbf37f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Δ | 作成日時：2022年8月10日 21時
