ヌナって呼ぶのはあなただけ。【JK】 (ページ9)

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「ホソクさんいい人だったね」

JK「はい、昔からよくしてもらってて…」

「話しやすいし、ホソクさん目当てのお客さんも多そうだね」

JK「ヌナも？」

「え？なに？」

今日の感想を話しているとなんだかモゴモゴしているグク

聞き取れずにもう一度聞くと、急に腕を引っ張られてさっきより近くなる距離

JK「ヌナもホソギヒョンがかっこいいと思った？ホソギヒョンのこと好きになる？」

「…へ？」

何だかとてつもなく可愛いことを言われた気がするが脳内処理が追いつかない

なんだって？

その間もあのまるまるお目目でこちらを凝視するもんだから目が泳いでしまう

「え？私がホソクさんのこと？」

JK「うん、すごく褒めてるから」

グクはときどきタメ口になる

元々は礼儀正しい子だけど、こうやってくだけた話し方になる時はからかっている時か拗ねている時だ。

「ふふ、ならないよ。かっこいいとは思うけど…」

JK「えっ！！！」

「恋愛的な好き、ではないよ？」

そう言うとあからさまに顔を綻ばせるグクにこちらも口角が上がってしまう

この可愛い生き物はなんなんだろう。

JK「よかった…でもヌナ！！！1人で行くのはダメです！」

「はいはい、グクと一緒ね」

グクは満足したのかにっこり笑って再び歩き出す

なんだか拗ねたグクを今日は何度も見たせいなのか楽しくやってしまって悪戯心が芽生える

グクの服の袖をちょんと、引っ張ると「ヌナ？どうしたんですか？」と振り返るグクを更に近くに引き寄せて「でもグクが1番かっこいいね」と言うと顔を真っ赤にしてしゃがみ込む

してやったり

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