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待ち合わせ3分前
前髪を整える。久しぶりのデート。
浮き足立ってる自分がいて恥ずかしい
駅の前にはもうグクは立っていて、かっこいいから大分目立っている
「グク!ごめんね、待たせた?」
JK「あ!ヌナ!浮かれて早く来ちゃっただけです」
えへへ、と鼻を掻きながら照れるグクに心臓を鷲掴みにされる
本当にこの人は女が苦手なのか疑ってしまうレベルだ
JK「…ヌナ」
「ん?どうしたの?」
ふと、照れ笑いをやめて真剣な顔になると筋肉うさぎはこう言ったんだ
JK「今日は一段と綺麗だね」
「……なっ!」
こんなのときめかない女はどこにいるのだろう
他愛のない会話をしながら着いたバーは細い路地にあり、なんとも隠れ家的雰囲気の出ているお洒落な佇まいだった
HS「いらっしゃいませ。お、ジョングガ!来てくれたんだ」
JK「ヒョン、お疲れ様です」
HS「それと、珍しいね」
そう言ってマスターらしき人からチラリと目線がきたのでペコリとお辞儀をする
この場合、私はなんと自己紹介すればいいのか悩む
友達?はなんだか違う気もするし、顔見知り?は遠すぎる気がする
JK「今日は仲良くしてもらってるヌナを連れてきました」
と、グクに紹介されたのでその流れで「キム・Aです」と挨拶をする
HS「マスターのホソクです」とホソクさんは優しく笑いかけてくれた
またしてもイケメンだ
HS「ヤー!お前が女の人連れてくるなんて珍しくて明日は嵐だな」
JK「ヒョン余計なことは言わないでくださいね」
と、唇を突き出すグクは私といる時よりも幾分幼く見えてすごく可愛いし、女嫌いは本当だったんだとホッとした
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お茶っ葉(プロフ) - もーめっちゃ好きです!!😭久しぶりにこんなにときめくお話を読まさせて頂きました!無理のない程度で頑張って下さいー!!✨ (2022年5月17日 2時) (レス) id: 8b68aabd57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷに子 | 作成日時:2022年5月8日 11時