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「ほんっと鈍感野郎だな」と、冷ややかな目を向けられるけど、今の言い方はまるでジミナがまだ私のことを好きみたいじゃん
振られたのは私だし、そんなことあるはずない
JM「あれ、Aお酒ないけど、何か飲む?」
そこでジミナも戻ってきたので私はテヒョンから目を離す
優しいのは昔からで気が利くのも昔から、変な意味はないはずなのに私に向ける視線があの頃と変わらなくて分からなくなる
「ありがとう、もう一杯飲もうかな」
JM「ん、ビールでいいの?」
「よく分かったね、ビールで」
「お前は昔からそればっかだから」なんて私の頭をぽんぽんと撫でる…のもジミナの癖
昔のことばかり思い出して嫌になる
いい時間ということでお開きになったけど、送るというジミナに自分で帰ると言う私
もう早く帰ろうと急かすテヒョンでかれこれ10分
TH「もーーー!俺、これからいつものバーで女の子と待ち合わせだから!先行くよ!Aは一応女の子であって、まぁ一応可愛いんだからジミナに送ってもらって!」
「は?なにそれ!これからまた女のとこいくの?それに一応ってなによ」
TH「あ、それとこの荷物Aのうちに置いといて、取りに行く」
そう言って今日買った大量の服が入った紙袋を私に押し付けると「ジミナあとよろしく!」とすごくいい笑顔でタクシーに乗り込んでいくテヒョン。本当に覚えとけよ…
JM「それ貸して?」
疑問系で問いつつも私の手からテヒョンの荷物を奪っていくジミナ
「本当ごめんね」
JM「テヒョンアは相変わらずだね、まぁ今に始まったことじゃないけど…Aって家近く?」
「あ、割と近いから歩いて帰れるよ」
JM「そっか、じゃあいこう」
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お茶っ葉(プロフ) - もーめっちゃ好きです!!😭久しぶりにこんなにときめくお話を読まさせて頂きました!無理のない程度で頑張って下さいー!!✨ (2022年5月17日 2時) (レス) id: 8b68aabd57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷに子 | 作成日時:2022年5月8日 11時