迎えに行くから笑って待ってて

第1話 ページ3

山田side
俺は今まで人を好きになった事がない

友達との恋バナについていけない

ずっと非リアだと思っていた

でも今日、誰かを好きになるなんて思いもしなかった

「山田ー帰るぞ」

山田「うん、あっでも先に帰ってていいよ」

「あっそうなの？じゃあ帰るね」

塾の宿題が終わってないからやっていこう

山田「そろそろ帰らないと」

やっぱり1人で帰るのはつまんないな

山田「えっ· · ·？」

俺は息を飲んだ

だって俺の目の前に女の格好をしてるのに
体つきが男で横顔を見た瞬間に同じクラスメイトだと知った

山田「もしかして· · ·知念君？」

知念「えっ· · ·何で山田君が？あっ· · ·」

山田「· · ·本当に知念君？」

知念「ごめんなさい！」

待って· · ·何で俺ドキドキしてるの？

えっ？これが友達のいう恋なのかな？

でもこの恋が辛くて悲しい恋なんてこの時の
俺は知らなかった

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