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散々シャワールームで色々なことをして、それでもまだ足りないと言わんばかりに、もう何度目かわからないキスをしながら、ベットに足は向かっていた。
北斗をベットへと押し倒し、上から覆い被さりながら、ゆっくりと全身を眺めた。
「何、そんなジロジロ見て」
不信感を漂わせながら、俺に問いかけた北斗の言葉は受け流し、ゆっくり首筋に自分の顔を近づけた。
「いっ…た。痛い」
ほぼ噛み付くように首筋に自分の唇を押し当てた後、少し力を込めると紫がかった赤い跡をつけた。
北斗の肌の白さが赤みを浮き上がらせている。
「もう俺のだからいいよな」
跡をつけることは、もちろんお店の"商品"である以上はしてはいけなかった行為で、何度も力が籠り、跡をつけそうになって怒られた。
今はもうそれが許される。
俺に与えられた特権を今すぐに使いたくなった。
もう少しでここの商品なんかではなくなる。
俺の大切な人になるのだから。
「えっちょっ…」
首筋
鎖骨
二の腕
胸
脇腹
お腹
内腿
体を捩らせ
少し逃げるように動く北斗にお構いなく
もう上から下まで全部に触れて
強く
強く
跡を散らした。
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作者名:くれよん | 作成日時:2022年12月26日 20時