モヒートを飲んだ朝 (ページ13)

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シャワールームに入ってすぐに壁に北斗を押し付け、再び唇を重ねた。

水気を帯びた音が響き、それに煽られているかのようにお互いの吐息がやけに耳につく。

「まだキスだけだぞ」

「わかってる…そういう樹も」

お互いのものが触れるか触れないかの位置まで主張しているのを見て、北斗も俺も限界はとうに越していたんだと嫌でもわかった。

俺が北斗のそれに触れようとすると、ものすごい勢で腕を掴まれた。

「だめだって…」

「なんで」

俺がそう言うと、北斗は伏せていた顔を上げて、俺の目を合わせた。

その目は少し細められていて、微かに潤んだ瞳はしっかりと俺の瞳を捕え、口をわかりやすく噤んで本人は恐らく睨んでいるつもりなのだろう。

そんな目で…表情で見つめられたら…

「わり…俺が待てねぇわ」

「えっ…？」

俺は自分のものも北斗のものも包み込んで、一気に上下に手を動かした。

「まっ…じゅり…！！まって…いっく…」

止まることの無い手は動きを早める。
鼓動も高まり、息も上がる。

北斗は両足が震えだし、立つことで精一杯なようだった。

それは俺も一緒で、足を股の間に入れて、少し支える程度でしか助ける余裕はなかった。

溢れるように喘ぐ北斗の口を塞ぎ、舌を這わせて声を殺すようにキスをした。

「んんん…！」

「んっ…はぁ…北斗」

「あぁ……いっちゃ…う」

さらに早める手の動きに合わせて、北斗は体を震わせ、目を思いっきり閉じて、その閉じられた瞼の隙間から少し涙が溢れていた。

最後は声にならない声を上げて、白い液体をお互いの体にぶちまけた。