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｢そしたらホクトは本当に中学の卒業の頃に連絡してきました。約束したからには雇わなければいけないので、まずは系列店でも1番規模の小さいキャバクラで黒服として働かせました。
中学もまともに通ってなかったくらいですし、元々少し浮世離れしていたところもあって、黒服としては到底使いものにはなりませんでした。
するとホクトはキャストとして働くことを強く希望しました。住む家や服すらなかったので、すべて僕が用意していたことに申し訳なさを感じていたようで、せめてキャストとしてならと思ったのでしょう｣
そう言い終えたところで森本のスボンからバイブ音が響いた。
スマホを取り出し画面を見てから、失礼しますと一言俺に頭を下げると少しだけ電話でやり取りした後、すぐにスマホをポッケにしまった。
彼もオーナーである以上、忙しいのは確かだ。そんな彼がわざわざ時間を取って、ホクトの話をしてくれている意味も考える間もなく、森本は話を続けた。
｢最初は反対しました。けれどホクトは言い出すと聞かないものですから、男の人を相手にする今のHealingのキャストとして働かせることにしました。
元々自分のいた学校の生徒であったことや、彼の過去に同情していたんだと思いますが、ホクトを甘やかしてしまって…とりあえず僕が許可した客だけを通せる制度を無理やり作りました。
だから高地が言ったように、彼の売上とか能力に伴って今の制度が出来た訳ではなく、ホクトがその特別な待遇を受けるならと、それに見合うキャストになろうと努力をして、今やあの無理やり作った変な制度が正当化できるキャストになったんです｣
森本だけが話しながらもワインを何度か口にしていたが、俺はもうテーブルに置かれたワイングラスを暫く持ってはいなかった。
俺の頭は、話を聞き取り理解することで精一杯だったからだ。
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くれよん(プロフ) - 大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ！！さん» すいません。コメントありがとうございます。遅くなりましたが、更新しましたのでぜひご覧ください。 (2022年12月25日 21時) (
レス) @page45 id: afe818a83d (このIDを非表示/違反報告)
大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ！！ - 更新がんばってください！！わたしはこのお話が大好きです(°▽°) (2021年3月12日 22時) (レス) id: feb3810b9b (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - ハローパラレルさん» そう言って頂けて嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年3月2日 1時) (レス) id: efb92cae20 (このIDを非表示/違反報告)
ハローパラレル(プロフ) - くれよんさん» 更新ありがとうございます！面白いです！今、一番好きな作品です！ (2021年2月28日 14時) (レス) id: a702828ef9 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - ハローパラレルさん» コメントありがとうございます。遅くなってしまい申し訳ございませんでした。お話を更新しましたので、引き続き応援よろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: fe5efae8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年12月28日 23時
