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「お金困ってるんですか、そんなチラシ見てらっしゃったので」
「いや…別にそういう訳では…」
「そうですか。ホクトと会うには金銭面ではなかなか頑張らないといけないですから。無理はなさらないようにしてください」
「それ店の奴が言っていいのか。どっちかというと無理にでも金巻き上げるのが仕事じゃないんです?」
すると黒服はこの職は合ってないとよく言われますと笑っていた。
雰囲気がそうさせているのか、この男と話していると旧友と話している気分だった。
その男は遅れながらと名前を名乗った。受付の黒服は高地と言う名前らしい。
「高地さんに聞いていいのか分からないですが…ホクトは何者なんですか?」
「何者って言われましても」
「あいつは確かに凄いよ。優遇される理由もなんとなくわかる。でも…」
そう言い終えようとした時、高地という男は室外機の上に腰を少しだけかけて小さく息を吐いた。
「ホクトのことは実際のところ僕もよく知らないんです。今のオーナーが連れてきたっていう話は聞きました。その時恐らく彼は高校生だったと思います」
「こ…高校生?」
「もちろん年齢のこともありますし、最初は一緒に黒服として働いていて、後にキャストとして働くようになったです」
今のホクトの年齢を知っている訳では無い。
恐らく俺とそう歳は変わらないだろうとは考えていた。
けれど高校生の時からこの店に居たというのは驚きだった。
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くれよん(プロフ) - 大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ!!さん» すいません。コメントありがとうございます。遅くなりましたが、更新しましたのでぜひご覧ください。 (2022年12月25日 21時) (レス) @page45 id: afe818a83d (このIDを非表示/違反報告)
大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ!! - 更新がんばってください!!わたしはこのお話が大好きです(°▽°) (2021年3月12日 22時) (レス) id: feb3810b9b (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - ハローパラレルさん» そう言って頂けて嬉しいです!更新頑張ります! (2021年3月2日 1時) (レス) id: efb92cae20 (このIDを非表示/違反報告)
ハローパラレル(プロフ) - くれよんさん» 更新ありがとうございます!面白いです!今、一番好きな作品です! (2021年2月28日 14時) (レス) id: a702828ef9 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - ハローパラレルさん» コメントありがとうございます。遅くなってしまい申し訳ございませんでした。お話を更新しましたので、引き続き応援よろしくお願いします! (2021年2月27日 22時) (レス) id: fe5efae8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれよん | 作成日時:2020年12月28日 23時