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Hokuto_side
息が上手く出来なかった。
力も入らず
息をすることに必死で
どこからか湧き出すように感じる熱を
鬱陶しいと思いながらも
その熱を逃がすこともできずに
それから与えられる苦しさが体の中で渦巻いていた。
朧気な意識の中、背中に柔らかな感覚を得たことで、ソファーに移動させられたのかとぼんやりとは考えていたが、できることはただ息を吸って吐くことだけだった。
｢はぁ…うぅ…んっ…はぁ｣
｢まだ何にもしてないのに、そんなそそる声出さないでよー
Jr頃からセクシーさでは負け知らずだもんね松村くんは｣
少しでも体に触れられると、意図せず出てしまう声は、抑えようと口を固く閉ざそうと力を入れるが、上手くできずに漏れ出したものだった。
｢何が……したいんだよ…｣
｢松村くんに惚れてる京本くんを抱くことが楽しかった。
でもちょっと飽きてきちゃって。
だから俺が松村くんと楽しいことしたって聞いたら、彼がどんな反応をするのか知りたくなって｣
そういいながら、いつの間にか自分に向いていたスマホのレンズと目が合い、今更遅いことは分かってはいたが、顔を伏せるように視線を下げた。
いつの間にか衣装のネクタイで固定された両腕は、力を込めれば取れてしまいそうなほど拙い結び方だとわかった。
けれど今はその結び目さえも緩めることすらできないくらいに、腕に力は入らない。
それほどまでに効果がある何かを飲まされたことへの恐怖と、 相反するように渦巻くこの欲の熱でどうにかなってしまいそうだった。
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くれよん(プロフ) - もずくさん» 大変遅くなりました。コメントありがとうございます。更新再開しましたので、またご覧頂けると嬉しいです！ (2023年1月22日 22時) (
レス) id: afe818a83d (このIDを非表示/違反報告)
もずく - 続き気になります！更新楽しみにしてます (2021年3月13日 10時) (レス) id: d307ed8e57 (このIDを非表示/違反報告)
くれよん(プロフ) - ぺるさん» ありがとうございます！がんばります！ (2021年1月20日 0時) (レス) id: 7a19f15719 (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - とても面白いです更新たのしみにしてます！！(><) (2021年1月17日 23時) (レス) id: b9b2df3b6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれよん
| 作成日時：2020年11月29日 22時
